上上吉の九人九色に！ (ページ4)

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mg side

ふと目が覚めればさっきよりも確実に軽くなってる体

時間をみればもうお昼もすぎてて結構眠ってたんだなって分かる

そうだ、岩本くんと佐久間くん

来てくれてたんだ、まだ居るのかな

妙に人肌が恋しくてリビングに行ってみれば2人でわちゃわちゃとキッチンに立っていて

その姿をみて妙に安心してしまった

sk｢あれ！めめ！どしたの！｣

iw｢おお、もう大丈夫か？｣

ボーッと立ってる俺に佐久間くんが気づいてくれてソファまで手を引かれる

そのままおでこに手が

sk｢だいぶ下がったかなぁ？まだちょっと熱いね｣

iw｢ほら、水分とりな？気分どう？｣

mg｢んー、、げんき、｣

iw｢絶対嘘じゃん笑｣

岩本くんに体温計を渡されて素直に脇に挟む

まだ少し頭がぼーっとするのは寝すぎのせいか微熱のせいなのか、

iw｢37.3、下がってきてんな｣

sk｢良かったねぇ、めめ！｣

佐久間くんから頭をポスポスと撫でられる

普段俺より小さいから、なんか新鮮だな、笑

iw｢舘さんからレシピ送ってもらって雑炊作ってるから、夜にでも食べな？｣

mg｢え、あ、ほんとすんません、、｣

何から何までやってもらっちゃって申し訳ない、

素直にその気持ちを言葉にすれば正面から"もー！"って不満げな声

sk｢謝ることじゃないでしょ！ごめんじゃなくて？｣

mg｢、、え？｣

iw｢目黒、こいつありがとうって言ってほしいの笑｣

キョロキョロと2人の顔を見れば優しく微笑んでくれていて、

mg｢...ありがとう、ございます｣

二カーッと太陽みたいに笑って満足気な佐久間くんにつられて俺も笑ってしまった

"まだちょっとしんどいだろ"って肩にもたれさせてくれる岩本くんはハンパじゃない安心感があった

mg｢...れいとうこ、アイスあるんで食べます？｣

久しぶりに出した熱、しんどかったけど

2人のあたたかい優しさに触れられたから悪くないかも、って思っちゃったりした夏のはじまりだった