上上吉の九人九色に！ (ページ23)

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身内の逸話級の話ってやつよページ23

wt side

特にやることなくても2校で集まるのはすっかり日常化した今日この頃

今日も例に漏れず集まってる

なんか駅前に新しくカフェがオープンして今期間限定でケーキ食べ放題のやつやってるらしくて

照が行きたいっていうしなんだかんだみんな乗り気で一緒に行くことになった

照の甘党加減は慣れてきたと言えど流石というか、
まじでギャップすぎんだろ

kj｢照にぃの甘いもの情報ほんますごいよな｣

iw｢インスタで見た｣

ab｢もうJKじゃん｣

目の前で繰り広げられる会話を見ながらボーーっと歩いてれば

"あ！しょっぴー！"って後ろからバカでかい声で呼ばれて俺を含めて全員振り返る

見てみれば案の定予想どおりの奴らで俺の事を呼んだ張本人は海外のコメディ映画みたいなトーンで笑ってやがった

sk｢六石じゃーん！最近遭遇率高くね？！｣

緑｢まじでいつでも一緒にいるようになってるじゃん！笑｣

wt｢そんなどデカい声で呼ばれたら個人情報丸聞こえなんだけど｣

黒｢いいじゃんあだ名だし｣

わらわらと近づいてくるデカい6人集団

樹にそのまま肩を組まれる、細身の割に身長はある

俺らはラウとかめめとか照とかどデカいのが何人か目立つけどこいつらは平均的にみんな高ぇ

1番低い京本でも俺より高い、悔しい

ab｢で、何どうしたの？｣

青｢何あべべ、なんもないのに絡みに来ちゃダメなの？｣

ab｢そうは言ってないじゃん笑｣

阿部ちゃんの冷静対応にも絡んでくるもんだからもう俺らじゃ手の付けようがない

回収しなきゃいけないもん全部散らかしっぱなしみたいな、そんな感じ

桃｢こないださ勝利先輩会って｣

fk｢え、まじ？｣

黄｢まじまじ、聡ちゃん先輩とマリちゃん先輩も｣

dt｢俺たちしばらく会えてないな｣

黒｢で、ふまけん先輩がお前らに会いたがってるってよ｣

え、と固まる2、3年ズ

1年生ズはなんのことか分からずって感じの顔だけど

いやだって唐突すぎだろ、びっくりするに決まってる

wt｢え、なんで急に｣

iw｢いやほんと、あの二人が？俺らに？｣

赤｢そんな急に仲良くなってんだもん気になるもんなんじゃん？笑｣

青｢まー、俺ら伝えたから！連絡あとはしとけよ！｣

じゃなー、って過ぎ去ってくアイツら

まじで嵐の如くってこういう時使うんだろうな