上上吉の九人九色 (ページ5)

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ドアが壊れんばかりの勢いで開く

そこにはちょこんとくりくりお目目の人が1人

ラウール、岩本が身長が高いぶんサイズ感だけで言えばこちらの人物の方が子供に適任に見える

sk｢およ？なーんだみんな居るんじゃん！LINEしてよー！｣

いやここホールじゃないんです、ただのひとつの教室です

とツッコミたくなるくらいの声量の彼は佐久間大介、2年生

派手なピンク色の髪の毛は存在感抜群

近隣校のヤンキー界隈ではピンクのアイツで通じるそう

fk｢おー、おはよ、佐久間｣

ru｢さっくん声でかい！｣

iw｢笑い声超音波のラウに言われてんじゃん笑｣

岩本、深澤、ラウールが父親、母親、子供と称されるなら佐久間はなんだろうか、

...犬？

常に全力急発進というような具合で生きている彼はこの4人の元気印

だがまあ喧嘩となったときの目の奥の闇の深さの怖いこと

底なし沼のような光のない目で軽く身を翻して相手を倒していく

ちなみにラウールもその長い手と足を駆使して雪崩を起こすかのように相手を蹴り倒していく

パワー自慢の岩本はいっぱつで相手を仕留めていく
出来れば彼のパンチには当たりたくないものだ

深澤は、というとこれが武器、と明確なものは無いのだがとにかく強い。桁違いに

なんせパワー自慢の岩本が中学時代なんどもタイマンをはって唯一倒せなかった相手なのだから

だからこそ岩本は深澤に絶大なる信頼をおいているしそんな彼らを見て佐久間とラウールも着いてきたのだ

sk｢ねーふっか、なんかソファ狭いんだけど、圧迫感｣

fk｢誰が顔でかいじゃ！全く...｣

ru｢岩本くん、俺この問題わかんない｣

iw｢ここでワーク解くなら授業出てこいよ｣