上上吉の九人九色 (ページ40)

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This is ほのぼの！ページ40

dt side

昼休み、いつもの教室に向かう途中で目黒とばったり会ったから一緒に向かっていた

mg｢しょっぴー一緒じゃないんすか？｣

dt｢三限終わって眠いって教室でてったからね｣

mg｢また、笑｣

軽く言葉を交わしてるうちに教室に到着して目黒がドアを開ける

...と、なぜか俺らの学校のやつらじゃない大きな声が聞こえた

ab｢あ、めめたち来たよ｣

sk｢うぉー！おっちー！舘様とめめ！｣

その声の正体は阿部のスマホの向こう側にいるらしい

ひょいと覗き込めば案の定にこにこ顔の佐久間がいた

dt｢なに、ビデオ通話？｣

kj｢さっくん達からかけてきたんやで！｣

mg｢うぉ、奥に岩本くんもいんじゃん｣

sk｢ラウ以外いるよー！｣

"そこのいわふか〜"って佐久間が声をかけると奥からでてきたそこのいわふか

めめとだてさんだあ、って緩くヒラヒラとふっかが手を振った

mg｢ずっとしてんの？｣

wt｢10分前くらいから｣

目黒は画面の向こうから"めぇめ〜"って再度緩い声に呼ばれて手を振ってる

sk｢ねぇ今日タピオカ飲みに行かない？照が新しく出来たとこ行きたいって！｣

ab｢あー、ごめん俺今日先生に頼まれ事してる｣

mg｢俺補習ある。物理のテスト悲惨すぎたから｣

sk｢ありゃ！じゃあ今度にしよー！みんなで行きたいし！｣

佐久間さんも数学酷かった！ってどデカい声で聞こえてくるけど張り合うことじゃないだろ笑

教えたのにーって阿部が嘆いてたらまた新しく甲高い声が聞こえてくる

ru｢え！ずるい！！めめたち！｣

iw｢お前どんだけ目黒好きなんだよ笑｣

ひょいっと画面を覗いてみれば満面の笑みでラウールが手を振ってた

かわいいな、って

ラウールは純粋なまま育って欲しい、ふっかが母性本能目覚めるのもわからなくない

kj｢てか夏休みさ！みんなで旅行行かへん？｣

dt｢旅行？9人で？｣

kj｢そう！なんかのびのび〜ってしたいやん！｣

ru｢康二くん普段から結構のびのびしてるけどね笑｣

おおい！らうる！って康二の声にみんなが笑う

でもなんだかんだ乗り気なのが伝わる

iw｢どこ行くの？｣

kj｢それはまた後日しっかり決めればええやん！｣

あ、そこはまだ未定なんだね、笑

この日を境に須野高、主に佐久間から定期的にビデオ通話がくるようになったとさ