上上吉の九人九色 (ページ36)

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ab side

2年生組はどんな感じかって？

そりゃあもう賑やかですよ笑

別に勉強しないで喋ってる訳じゃなくてね？俺がそんなことさせないし笑

なんてったってメンバーの中に向井康二と佐久間大介がいるんだもん笑

kj｢なんで高校にタイ語の授業ないん？俺が優秀になるチャンスやのに｣

sk｢えーー！康二タイ語喋れんの？！なんで？！｣

kj｢俺のおかんタイ人やもん！俺ハーフやで！｣

ほらもう話脱線してるもん笑

ちなみに今やってるの化学ね？全くタイ関係ないから

ab｢ほーーら、また脱線してる！終わったの？｣

ワークを覗き込めば3分の1くらい進んだ康二と未だ真っ白な状態の佐久間

2人してニカッと笑うからもう何を言う気にもなれないよ、、笑

kj｢阿部ちゃんここわからへん！目に見えんもん計算しろゆーても想像できんわ！｣

sk｢数字とか公式見たら眠くなってくるんだもん、、｣

いやいやそんな進んでないことを正当化し始めないでください、笑

ab｢康二この公式使ってみな？｣

kj｢これ代入するん？｣

ab｢そうそう｣

ペンが進み出した康二を横目に次は佐久間の方

口尖らせて鼻と口の間にシャーペン挟んで、絶対考えてないでしょ笑

ab｢佐久間は？ちゃんと考えてる？｣

sk｢なんか公式みてたらユラユラしてきたあ｣

ab｢もーほらそれ眠いだけでしょ笑見せて？｣

にゃ、って佐久間が差し出しワークを受け取る

眠そうな字がちらほら見える

ab｢ほら、まずこれ計算しなきゃ｣

sk｢んぇー、どれどれ？｣

佐久間にも計算の仕方を教えて

やっとこさ2人ともワークを進めだした

俺も自分のワークに目を落とす

星マークがついた応用問題を解いていく

こういうのが解けた時の快感があるからいいんだよね、やっぱり理数系が俺は好き

翔太に言ったら全然わかんねぇ、って怪訝な顔されちゃったけど笑

sk｢阿部ちゃーん！無理！こんがらがった！｣

kj｢阿部ちゃん答え合わんねんけどなんで？！｣

、、、

とりあえずこの時間は先生に徹しようかな？笑

アウトプットが1番勉強になるからね