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ab side








"阿部ちゃん、ありがと!"





加勢した時に一瞬びっくりしたように目を丸くしてから佐久間はそう言った




佐久間と背中を合わせて喧嘩をした時ゾワゾワっとしたんだ








懐かしくて、

楽しくて、


ひとつになれた気がして。






中学の頃に戻ったような気分になった







望まないつもりだったのに、



昔は昔、今は今、って踏ん切りをつけたつもりでいた










だけど







ab「...また一緒にやりたくなっちゃうなぁ」




須野高と手を組んで

佐久間と一緒にいたい、




今の仲間も、昔の仲間もどっちも一緒にいたい、なんて都合のいい話だよね







佐久間が一緒にいるから須野高の人達は悪い人じゃない、それは分かってるんだ



日頃タイマンはった時とかにも彼らが悪い人じゃないってことは感じてた







だからこそ俺の決心がどんどん鈍ってしまう




須野高と手を組めたら、


そんなことを考えては諦めてって繰り返してきたけど








自分の願望を抑え続けるのもそろそろ難しくなってきたかもしれない
























sk side







ついに言っちゃった



阿部ちゃんが中学の時の連れだって







やっぱりいわふか困惑してたなぁ〜、笑



困らせるつもりなかったんだけどね、ちょっと申し訳ないや






意外だったのはラウ


雪城の人達に興味持つなんて思ってなかった






だけどあんなヒーローみたいに登場されて助けられちゃ、無理ないのかぁ








sk「相変わらず阿部ちゃん的確だったなぁ〜笑」








阿部ちゃんの的確な指示のおかげで佐久間さん後半は敵の攻撃受けることもなかったもんね




やっぱ俺たち息合うんだよねぇ、って自分で思っちゃうもん









それに、俺たちだけじゃない







須野高と雪城は息合うんだよ、

俺らが組んじゃえば最強なんだよ








このままなんて勿体なくない?









sk「...行くしかないっしょ、」








佐久間さん動いちゃおうかな、




阿部ちゃんとまた一緒に組みたいんだもん!

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作者名:いーみ | 作成日時:2022年7月15日 9時

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