上上吉の九人九色 (ページ26)

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放課後になってめめの案内で絡まれた場所に向かう

近くにそいつらいるかもしんねぇし

やられっぱなしで黙ってられるほど出来てねぇから俺らも

幸いめめの怪我も大したことなくて

"これ邪魔、余計痒い"ってガーゼもはずして、笑

ちょっと痛々しい傷はあるけどこれより酷い傷おったこともあるからめめもそんなに気にしてなさそう

mg｢あー、その階段降りたとこ、そこ｣

wt｢なんでこんな人目につかねぇとこ通って帰んだよ｣

mg｢近道なんだもん、しょっぴーもこゆとこ通ってんじゃん｣

kj｢あいつら自分らが強ないからって武器持って人目つかんとこ選んでくるって、、俺のめぐきゅんによおやってくれたわ、まじで｣

いかにもヤンキードラマに出てきそうな道だな

確かに俺も似たような道通ってるけど、俺はだいたい涼太と一緒だし

学校を出てからずっとめめの横を陣取ってる康二はイライラしたように呟いて

涼太は俺とめめのやり取りに困ったように薄く笑った

阿部ちゃんは周りをキョロキョロみてて、

後ろをふりかえってあ、って小さく声を漏らした

なんだと思って後ろを見ればいたのは須野高4人組

fk｢......よ、｣

iw｢どうしたんだよ、それ｣

岩本が自分のほっぺをつんつんしながら聞いてくるのは多分めめの事だろう

mg｢別に、なんでも｣

fk｢...さっき話してたの、この間のヤツら？｣

こいつらいつから聞いてたんだ、

だけど自分たちも関わったことだからなんだろう

4人とも目が本気

めめが"いや、別に"って言っても食い下がる

渋々といった様子でめめが話せば深澤が頭を下げた