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「にしても、ここまで極端な回答になるなんて思わなかったよ……」




呆れたように笑う先輩。

困ったように髪をくしゃくしゃする。

あ、なんかいいかも。こういう仕草。





HS「おいA。先輩のこと見過ぎ」




突然、ホソクに頬を挟まれて無理やり彼の方を向かされる。

くそっ、いいところを邪魔しやがって。




HS「てかどーいうことだよ、俺の好きなところがないって。あるだろー」



A「いや、ないでしょ」



HS「有り余りすぎてわけてやりたいくらいだよ」



A「ほざくな。ホソクは先輩を見習いなよほんと。あんなモテ仕草があんたにできるか?」





「Aちゃん……ホソク君はかなり上級者なのに…………」




女性スタッフの嘆きの声が聞こえたけど、聞こえなかったことにしよう。

だって思い当たることないし。






「はいはい、話が脱線してきてる。で、まずA。仮にも彼氏だぞ?あいつ。1つくらいはあるんじゃないの?」




先輩がそう問いかける。

1つくらいはって、簡単に言うけどさ……。

恋愛感情がないのにどう好きなところを探せと。






A「んーー。強いて言うなら…………尽くしてくれるところ、ですかね」





「ホソク、お前…………」



HS「ちょっと待ってなんですかその視線は」




あたしが苦し紛れに出した答えに、一斉に周りがため息をつく。






「ほんと……Aって、猫だな…………」


「ああ……なんか、ホソクがかわいそうだ……」





そんなつぶやきがいろんなところから聞こえてくる。

そんなにまずかったかな。

ちらとホソクを横目で見ると




HS「…………………………………」





がっくりとうなだれていた。

嘘でも、もう少しましなこと言っておけばよかった。

なんだか胸が締めつけられるような感じがする。





A「いっ…………!!」







その時、おさまっていた腹痛がまた始まってしまった。

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湯豆腐(プロフ) - クオズさん» ありがとうございます!ジミナのお話は我ながらよくできたなと思っていたので笑 そう言っていただけて嬉しいです!頑張ります。 (2016年3月21日 22時) (レス) id: 7da3c24ae8 (このIDを非表示/違反報告)
クオズ - ジミナのお話チェゴ!!ヤバかったです。これからもファイティン (2016年3月21日 15時) (レス) id: 085a248619 (このIDを非表示/違反報告)
湯豆腐(プロフ) - ふわりさん» なわけあるかい( ̄Д ̄)ノトゥメェイトゥだっけ?よく思いついたよね笑 すげー笑 (2015年11月12日 17時) (レス) id: 7da3c24ae8 (このIDを非表示/違反報告)
ふわり(プロフ) - 湯豆腐さん» 湯豆腐のがすげぇーわぁぁぁ!!!文才あるし天才かっ!Σ(°д°) (2015年11月12日 17時) (レス) id: 85d79f61e5 (このIDを非表示/違反報告)
湯豆腐(プロフ) - ぎるさん» ありがとー(*^^*)確かにふわりはすごいよね笑 (2015年11月11日 23時) (レス) id: 7da3c24ae8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:湯豆腐
作成日時:2015年10月22日 17時

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