page_17 ページ17
.
SK｢今日､一人で散歩行ってもいー？｣
とある朝､そんぎゅが発したこの言葉に
私は驚いて…飲んでいた珈琲を吹きかけた←
｢一人でって…危ないよ!!｣
SK｢だって､家に一人でいるのつまんない!!Aがいないと寂しいし｣
そんぎゅはぷくぅ､と頬を膨らませたまま､朝食のパンをかじる｡
…可愛い…じゃない!!←
｢だって…外は車とかあるし､危ないよ｣
SK｢Aに連れていってもらった公園､あそこに行くだけだから｡道も覚えてるし､へーきだよー｣
…心配だなぁ｡
確かにそんぎゅは人間になったんだし､ずっと家に居るのも窮屈だろうけど
…外に一人で出るのは…さすがに危険すぎやしないだろうか｡
不安で胸がいっぱいになる｡
その時､突然鳴り出した携帯に表示された名前を見て､閃いた｡
｢…ソンヨル!!｣
SK｢ソンヨル？｣
｢そ｡あの子について行かせたら､安心だわ｣
ソンヨルからの電話に出ると､ちょうど仕事が休みだった様で
二つ返事でOKをもらい､午後にそんぎゅを迎えに来てくれるよう頼んでおいた｡
｢いい？そんぎゅ､間違ってもソンヨルには自分が犬だった事は言っちゃダメだからね｣
SK｢ふぇ､どーして？｣
私が厳重に言い聞かせると
パンを口いっぱいに頬張ったそんぎゅは､目をぱちくりさせて首を傾げる｡
…食べかす､口の横についてますよ←
｢バレちゃったらいろいろとまずいのよ｡そんぎゅが犬だった事は…私とそんぎゅの秘密ね？｣
食べかすを親指で拭って取ると
何に満足したのか､にこりと嬉しそうに笑ったそんぎゅはもぐもぐと口を動かして
SK｢ん､俺とAだけのないしょ!!｣
更に目を細めて私の手を握った｡
…幸せだけど
本当に､心配だな｡
大丈夫かな｡
不安になったまま､職場へ向かう時間が迫り
ルンルン気分で私を玄関まで見送ってくれるそんぎゅに
｢本当に大丈夫…？｣
と､念を押すように聞くけど｡
SK｢ソンヨルがいるから､安心｡でしょ??｣
そう返されて
なんかもう､後はソンヨル頼みだ←
｢気をつけて行ってきてね｡外は寒いから､暖かくしてから出てよ？｣
SK｢大丈夫だよ!!ありがとう｡A､いってらっしゃい♪｣
そんぎゅと軽くハグをして
マンションを出た後
『ソンヨル､そんぎゅをよろしくね｡
…くれぐれも
そんぎゅに変な事吹き込まないように｡』
ソンヨルに恐喝メールを送ってから､職場へ足を向けた｡
.
.
.
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 251人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「K-POP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
軌蘿(プロフ) - うるるん♪さん» 明けましておめでとうございます^^そ､そうだったんですか?!(;´д｀)笑 お待たせいたしました…｡ソンジョンのキャラ崩壊をどうか許してください｡笑 こちらこそ､小説共々よろしくお願い致します^^ (2013年1月4日 23時) (
レス) id: d11ace9e77 (このIDを非表示/違反報告)
軌蘿(プロフ) - かたつむりさん» た､ただいまです!!笑 明けましておめでとうございます^^待っていてくださって嬉しいです*私なんかの小説で良ければ是非これからも読んでいただきたいです!!二章の波瀾をお楽しみに^^ (2013年1月4日 23時) (レス) id: d11ace9e77 (このIDを非表示/違反報告)
軌蘿(プロフ) - たむさん» ただいまです~^^そのまま是非是非ソンギュペンに…← 嬉しいです´ ｀* 二章も作成させていただきましたので､そちらもよろしくお願い致しますね^^ (2013年1月4日 23時) (レス) id: d11ace9e77 (このIDを非表示/違反報告)
軌蘿(プロフ) - きど。さん» ありがとうございます^^二章を作成させていただきましたので､そちらもよろしくお願い致しますね~^^ (2013年1月4日 23時) (レス) id: d11ace9e77 (このIDを非表示/違反報告)
軌蘿(プロフ) - ゅかちんさん» ただいまです~^^わぁ､ありがとうございます!!是非是非ソンギュペンになってください(*´∇｀*)笑 ウェルカムですよ~* 二章作成させていただきましたので､そちらもよろしくお願い致します^^ (2013年1月4日 23時) (レス) id: d11ace9e77 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：軌蘿 | 作成日時：2012年12月1日 21時
