page_16 ページ16
.
｢お前は､どれだけ言ったらわかるんだ!!｣
オフィスでデスクワークの最中に､部長の怒鳴り声が響き
…思わず体が縮み上がった｡
驚き咄嗟に部長に目を向けると
明らかに怒った様子の部長の前で､必死に頭を下げる少年が一人｡
どうやらその少年が､仕事でミスをしたらしい｡
このまま放っておいてもいいのだけれど
ずっと部長がこの調子では､集中出来るものも出来ない｡
未だにグチグチと厭味を放つ部長に歩み寄り､机に資料をドンッと置いた｡
｢部長､頼まれていた資料､出来ましたよ｣
部長｢あ？あ､あぁ…キミか｡相変わらず仕事が早くて感心だ｣
私を見た途端､ハゲエロオヤジ部長は←
ニヤリと気持ちの悪い笑みを見せ､資料を受け取る｡
そんな部長に､私はニコリと笑みを浮かべた｡
｢部長､社員のミスを叱るのは良い事ですが…怒鳴られると血圧に響きますよ｡程々に｣
部長｢…そうだな｡…おい！お前はさっさと取引先に連絡を入れておけ｣
??｢は､はい｣
新人の少年は､ほっとした様に小さく溜め息をついてから､小走りでどこかへ向かい
私も最後に部長へ小さくお辞儀をして､足早に自分の仕事へと戻った｡
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
お昼休みになり､一息ついた私に
??｢あの…A先輩｣
怖ず怖ずとした声がかかり､振り返る｡
｢…あぁ､ソンジョン君｣
SJ｢先輩､先程は助けていただいて…本当にありがとうございます｣
ソンジョン君はお辞儀をしながら､お詫びなのか何なのか､私にホットココアをくれた｡
｢あら､ありがとう｡…新人は大変だね 笑｣
SJ｢いえ…そんな事｣
困った様に笑うソンジョン君は､先程部長に叱られていた新人君だ｡
まだ19歳で､この仕事は大変だろうけど｡
その可愛い声とルックスで､女子社員にはとても可愛がられている｡
私はあまり興味が無いから､気にしなかったけど
近くで見ると､肌綺麗だなぁ←
SJ｢A先輩は､部長の扱いが上手で羨ましいです 笑｣
｢なんか気に入られてるのよ 笑｣
SJ｢それは先輩が有能だからですよ!!僕なんか…毎日ミスして…｣
｢それは新人だから当たり前だよ｡キミはこれからでしょ??…部長に一度絡まれると大変だから､気をつけるんだよ？笑｣
一応励ましに､と
鞄に入れていたチョコレートを手渡したら
｢ありがとうございます｣
と､可愛い笑みが返ってきた｡
.
.
.
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 251人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「K-POP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
軌蘿(プロフ) - うるるん♪さん» 明けましておめでとうございます^^そ､そうだったんですか?!(;´д｀)笑 お待たせいたしました…｡ソンジョンのキャラ崩壊をどうか許してください｡笑 こちらこそ､小説共々よろしくお願い致します^^ (2013年1月4日 23時) (
レス) id: d11ace9e77 (このIDを非表示/違反報告)
軌蘿(プロフ) - かたつむりさん» た､ただいまです!!笑 明けましておめでとうございます^^待っていてくださって嬉しいです*私なんかの小説で良ければ是非これからも読んでいただきたいです!!二章の波瀾をお楽しみに^^ (2013年1月4日 23時) (レス) id: d11ace9e77 (このIDを非表示/違反報告)
軌蘿(プロフ) - たむさん» ただいまです~^^そのまま是非是非ソンギュペンに…← 嬉しいです´ ｀* 二章も作成させていただきましたので､そちらもよろしくお願い致しますね^^ (2013年1月4日 23時) (レス) id: d11ace9e77 (このIDを非表示/違反報告)
軌蘿(プロフ) - きど。さん» ありがとうございます^^二章を作成させていただきましたので､そちらもよろしくお願い致しますね~^^ (2013年1月4日 23時) (レス) id: d11ace9e77 (このIDを非表示/違反報告)
軌蘿(プロフ) - ゅかちんさん» ただいまです~^^わぁ､ありがとうございます!!是非是非ソンギュペンになってください(*´∇｀*)笑 ウェルカムですよ~* 二章作成させていただきましたので､そちらもよろしくお願い致します^^ (2013年1月4日 23時) (レス) id: d11ace9e77 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：軌蘿 | 作成日時：2012年12月1日 21時
