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撮影が終わって。
｢ありがとう、ございました……」
監督｢あ、サキさん……ベッドで休んでて。
ちょっと今、問題児モデルが来てるから鉢合わさせたくないんだ。
ジョシュアくんも。」
ｼﾞｮｼｭｱ｢はい、わかりました」
｢はぁ……」
ｼﾞｮｼｭｱ｢Aって意外と初心(ウブ)なんだね。」
｢うっさい……」
ｼﾞｮｼｭｱ｢まだ耳赤いよ、大丈夫？」
｢うるさい、、」
赤面する私の横でくすくすと面白そうに笑うきゅるっきゅるのお目目をしたシュア。
ｼﾞｮｼｭｱ｢もしかしてさっきのがfirst kissだったりする？」
無駄に発音いいのムカつく←
｢……」
ｼﾞｮｼｭｱ｢あー図星かぁ、、
first kiss僕じゃ嫌だった？」
｢……別に、」
嫌だった訳では無い。
ただ……
ｼﾞｮｼｭｱ｢あっ分かった。
メンバーだからだ。恋人じゃないからでしょ」
こくり、と小さく頷く。
ｼﾞｮｼｭｱ｢じゃあ僕が恋人になるのはどお？」
｢……っ！！！」
べしべしべし
枕で思う存分、叩いてやった。
ｼﾞｮｼｭｱ｢冗談だって〜笑」
ｼﾞｮｼｭｱ｢にしても、タイトドレス。
やりすぎじゃない？」
｢あっ、これ？
うん、なんか色は大人っぽい深い紅でいいんだけどちょっと責めすぎだよねぇ。」
ｼﾞｮｼｭｱ｢体のライン出過ぎでしょ。
スタイリストだれ？ナヨンヌナ？」
｢んーん、知らない人。」
｢まぁテーマがこれなんだろうけどさ。」
ボソリと呟いたシュアの目が、あのきゅるきゅるしたいつもの目ではなかった。
ハイライトが消え、深い深い闇のような色に輝いていた。
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作者名：wzcl | 作成日時：2021年9月8日 16時
