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｢……｣
私はスマホを手に、控え室のソファの上で小さく縮こまった。
ｳｫﾇ｢どしたの、そんな暗い顔して笑｣
｢……ウォヌ｣
ｳｫﾇ｢マンセの制服可愛いじゃん、なんでそんなに落ち込んでるのさ｣
｢……これ、｣
ｳｫﾇ｢……あぁ、そういうこと、｣
｢覚悟はしてたんだけど、ちょっと、ね。｣
ｳｫﾇ｢大丈夫大丈夫。
俺らの本当の、正真正銘のCaratたちは、そんなことしないよ？｣
｢……うん。｣
私はまたスマホの画面に視線を移した。
そこには私に対する批判のコメントの数々。
覚悟はしてたんだけど、いざとなると本当に悲しくて苦しくなる。
｢……頑張ろ、｣
ｳｫﾇ｢うん。
ヌナなら出来るよ｣
｢ありがと、ウォヌ。｣
ｳｫﾇ｢……｣
むにっ
ほっぺを挟まれる。
｢へ？！｣
ｳｫﾇ｢笑ってよ｣
｢わらってるよ｣
ｳｫﾇ｢愛想笑い、やめて｣
｢わかりまひた｣
無理にあげていた口角を下げて、真顔になるととても笑われた。
ｳｫﾇ｢そういうことじゃない笑
心の底から笑って欲しいの｣
｢……｣
ｳｫﾇ｢……スングァン、見て｣
｢……？……ﾌﾞﾌｫｯ｣
ｳｫﾇ｢あ、笑った｣
ｽﾝｸﾞｧﾝ｢？！
ちょ、ヌナ吹き出さないでよ汚い！！｣
｢いや、だって……笑笑
凄い変顔してたんだもん……笑笑｣
ｽﾝｸﾞｧﾝ｢変顔じゃなくて表情筋の揉みほぐしなんですけど？！｣
｢しなくていーよ、そのふわふわほっぺ触らして｣
ｽﾝｸﾞｧﾝ｢……ん｣
素直に鏡の前から移動してこちらに顔をもってくるあたり可愛い。
｢んー今日もふわふわだねぇスングァニ〜｣
ｽﾝｸﾞｧﾝ｢んー嬉しいのかこれ｣
｢喜んでいいよ、可愛い可愛い｣
ｳｫﾇ｢ヌナやっと笑った｣
ｽﾝｸﾞｧﾝ｢ヌナ笑ってなかったの？！｣
ｳｫﾇ｢うんありがとスングァ二。｣
ｽﾝｸﾞｧﾝ｢……ヌナのほっぺたも触らせて｣
ｳｫﾇ｢俺も〜｣
ふにふにふにふに
｢ちょっ、チョンウォヌ痛い！！｣
ｳｫﾇ｢あらごめんあそばせ｣
｢許すまじ｣
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作者名：wzcl | 作成日時：2021年9月8日 16時
