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ｿﾗ｢緊張する？｣
｢はい、正直。
練習生期間が長いとはいえ、私の初ステージなので。｣
本番前、今日会ったばかりの気さくで優しいベテランメイクオンニ、ソラオンニにメイクをしてもらう。
ｿﾗ｢そっか、そうだよね。
あ、目閉じて。
shining diamond もなんか男の子の力強い歌声に凄い綺麗な女の子の声が混ざってて良かったよ。
パフォチでサブボーカルなのにあのスングァンくんたちに引けを取らないわよ。｣
｢あはは、ありがとうございますソラオンニ。
いくらなんでもあの二人には負けますよ笑｣
ｿﾗ｢そーお？
サキちゃんすごいいい声してんのに。
はい、目開けて。
ん、ばっちり。
やっぱ可愛いね。
女の私でも思うよ。
そりゃあ道端でスカウトされるわ。｣
｢そんな、私一重だし唇薄いし鼻全然高くないし……良くないところだらけだよ？｣
ｿﾗ｢あんたは俗に言う成功の一重だよ。
パーツが綺麗に整ってるから可愛いの。
唇薄いならこれ使いな！
プルンプルンのボリュームたっぷりの唇になれるよ。
鼻は確かに高くないけど、鼻筋がノーズシャドウいらないくらい通ってるから。
自信持て！
ほら、これして。
終わったら口紅してあげるから。｣
そう言ってて渡されたのは……
｢なんですかこれ、リップパックと……｣
ｿﾗ｢それ、唇吸引機！
ブルンブルンになるよ！
次ー、ミンギュくんおいでー｣
｢……ありがとうございます｣
早速試す。
唇を当てて、スイッチON。
ぶいーん
｢いてっ？！｣
ｿﾗ｢くっつけ過ぎ笑
軽くね、軽く。
内出血して黒くなるよ｣
｢ひいっ……｣
気をつけてやってみると、確かにプルップル。
リップパックはツーステップに分かれている。
まず、口の形をしたリップパックを当てる。
800本？の針がついてて、唇にグサグサくる。
そしたらなんかクリームをするするーっと塗るらしい。
針を溶かすんだって。
早速塗って取ってみる。
｢うわ、ブルンブルンじゃん！｣
あの薄唇はどこへ。
｢オンニこれ凄いですね！｣
ｿﾗ｢お、いい感じ♪
リップ塗るよ、おいで。｣
真っ赤なリップを唇に滑らせるととても綺麗に映えた。
｢ありがとうございます！｣
ｿﾗ｢いーえ、頑張って｣
｢ありがとう、サランヘオンニ！｣
ｿﾗ｢サランへー｣
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作者名：wzcl | 作成日時：2021年9月8日 16時
