紅一点生活は大変です。 (ページ29)

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会議室で社長から説明やら何やらを受けた。

みんな、真剣に聞いていた。

いつもふざけてるミンギュだって、チャニにくっついて回るウォヌだって今日はチャニについて回らずに。

副社長との会議も終えると、もう、それからは四六時中練習の日々。

学校なんて皆休んだ。

私たちが通っている学校は芸能活動をしている子達の集まりだったから、理解が随分早く、練習に一日中集中できた。

まぁ、オフの日は行ってたけど。

でもその代わりまだデビューの話が出てない子達に目の敵のように睨まれ、
数少ない大事な友達からはカトクは｢デビューするんだったらもう要らないもんだよね、さよなら、楽しかった。｣と言われて消され、
ある子達からは羨ましがられ……そんな日が続いた。

ー5月。

SEVENTEEN PROJECTの当日。

私は早朝に起き……
というか、自分でもびっくりするほど興奮していてあまり寝れなくて、ベッドから出た。

洗面所に行って顔をよく洗い、事前手渡されていたカラーコンタクトをはめて髪を簡単にセットして、化粧水や乳液、日焼け止めをたっぷりと塗った。

その後自分の部屋に戻って今日は特別な日に着るシフォン素材の白ブラウスにデニムのスキニーを合わせて着た。
｢みんな、おはよう｣

みんな、朝早く起きて楽屋入りするために準備をしていた。

あの朝が苦手なジフナは眠たそうな目を擦りながらちょこちょこと動き回って準備をしていた。

きゃわいい((

ｼﾞｽ｢うわ、準備バッチリな感じ？｣

｢うん、荷物の準備はもう昨日のうちに済ませたからね｣

ｽﾝﾁｮﾙ｢さすが。
……あ、あと出るまで1時間くらいあるから準備全部終わったんなら悪いけどその間にご飯作っておいてくんない？｣

｢分かった。
でも……何がいいかな？｣

ｽﾝﾁｮﾙ｢おまかせする。｣

｢でも衣装入らなくなったらダメだよね。｣

ｼﾞｮﾝﾊﾝ｢ぶはっwww
確かにそうだけどさ、そんな真剣な顔でwそんなこと言わんでもww
なんか軽い感じの方いいんじゃない？w｣

｢うん、ありがとう｣

軽い感じ……か。

｢サンドイッチ、かな。｣

ヘルシーなお腹にたまる具材にしよ。

冷蔵庫を覗いて、食パン、レタス、ハム、昨夜の残り物のささみ、トマト、バターを選んで取り出した。

きゅうりも入れたかったけど嫌いな人が多いからかなかった。

残念。