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ｽﾝﾁｮﾙ｢気づいてやれなくてごめんな。｣
｢ううん、言わないで溜め込んだ私も悪い。
ごめんなさい。
デビュー前なのにこんな問題起こして。｣
ｽﾆｮﾝ｢この問題の主犯はあいつでしょ？
ヌナは巻き込まれただけ、悪かないよ。｣
｢……でも……｣
ｼﾞｮﾝﾊﾝ｢あーもーめんどくさいな、、
ヌナ、いい？1回しか言わないからよく聞いとけよ？
そういう時は、ごめんなさいじゃなくて助けてくれてありがとうでしょ？！｣
｢……そっか、そうだよね。ありがとうハニ。
みんな。私の事を助けてくれて、本当にありがとう。
私は、みんなのおかげでまだ生きられるよ。｣
ｼﾞｽ｢そんなこと言わないでよ。
まるで死ぬつもりだったみたいじゃん。｣
｢……一時期そう思ったこともあったよ。
でも、デビュー目前のみんなを前にしたら死ぬことなんてできなかった。
みんな知らないうちに私を引き止めてくれてたんだよ。
私がいじめられてるなんて思いもしなかっただろうけどさ、、｣
ｳｫﾇ｢……知ってたよ。｣
｢……ゑ？｣
ｳｫﾇ｢みんな知ってたんだ。
ヌナがいじめられてるんじゃないかって。｣
｢…えぇ、知ってたの……｣
ｼﾞﾌﾝ｢本当はもっと早く助けられればよかったんだけどそれには証拠が必要でしょ？
だからヒョンが監視カメラと盗聴器を仕掛けておいてたんだ。｣
｢そうなの？！
やだ、ハニったら悪趣味！！｣
ｼﾞｮﾝﾊﾝ｢ちがうわ｣
こんな中でも、笑いが起こった。
あ、私今幸せだな。って思った。
ｽﾝﾁｮﾙ｢そんで。
A。こっち来なさい。｣
｢？なに？｣
素直に近づくと腕を取られ、自動的に座っているスンチョラの膝の上に乗る体制になる。
離れようにもぎゅっと抱き締められており、逃げられない。
ｽﾝﾁｮﾙ｢腕、ごめんな。｣
｢……え？｣
片腕をそっと握られ、トレーナーの袖を優しく優しく捲られる。
｢……｣
ﾁｬﾝ｢うわ、、｣
チャニが思わず声を上げた。
無理もないだろう。
腕にはたくさんの傷と痣。
包帯や絆創膏の下は痛々しい大きな傷がある。
ｽﾆｮﾝ｢これ、全部真白ヌナが？｣
｢……うん、｣
バキッ
｢ほぇっ？！
え、、みんぎゅ……？｣
ﾐﾝｷﾞｭ｢……｣
ミンギュが手にしていたカッターの刃を折った音だった。
珍しく怒っているようだ。
……威嚇している犬だな、こりゃ。
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作者名：wzcl | 作成日時：2021年9月8日 16時
