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｢おかあさん……って……？｣
ｼﾞｽ｢ごめんなさいせんせい。
……ここはこじいんなんかじゃないんだ。｣
｢え……？｣
ｼﾞｽ｢ぼくはここです、まりあさま｣
マリア様と呼ばれた女の人はジスくんのそばに駆け寄った。
ﾏﾘｱ｢ジスさんなの？！｣
ｼﾞｽ｢はい。｣
ﾏﾘｱ｢あら、そうなの……子供達は？｣
ｼﾞｽ｢こちらに。｣
いつの間にかみんなまとまってボールプールの中に避難していた。
ﾏﾘｱ｢みんな、帰ってきたわよ｣
ｼﾞｽ｢……みんな、｣
ｽﾝﾁｮﾙ｢……おかえりなさいませ、まりあさま｣
all｢おかえりなさいませ｣
｢……は？｣
状況を上手く飲み込めない。
ｼﾞｽ｢せんせい。
ここは……こじいんなんかじゃないんだ。
せつめいするから、こっちにきて。｣
私の手を取って、部屋の端っこに行く。
ｼﾞｽ｢ぼくたちはこのまりあさまの……どれいたちのこどもなんだ。
まりあさまはとてもおおきなけんりょくをもっている。
いえす･きりすとのはは、まりあのうまれかわりなんだ。
うまれたころからひじょうにかみにめぐまれたことしてあつかわれてきた。
じっさいにそうだった。
おおきなけんりょくをもったまりあさまはうらでこのせかいをしはいしている。
ぼくたちはどれいのおとなたちーつまりはうみのおやだね、ーのこどもなの。
でもうまれたらおかあさんとぼくたちはひきはなされて、まりあさまにやとわれたべびーしったーにそだてられる。
それがせんせい。｣
｢……じゃあ、あの時の書類は……｣
ｼﾞｽ｢ごめんね、うそだよ。｣
｢……嘘……｣
ｼﾞｽ｢ごめんなさい。｣
｢……なんで、みんなはマリア様？のことをお母さんって呼んでるの？｣
ｼﾞｽ｢そうよべといわれてる。｣
｢そっか……｣
私は……すごい世界に手を出したのでは？
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作者名：wzcl | 作成日時：2021年9月7日 7時
