ベビーシッター、始めました (ページ1)

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あんにょん、私はA。

1996年産まれの25歳。

最近ブラック保育園で倒れて入院したため、職をなくしたばかり。

再就職しようにも時期が時期。

お金もだいぶやばいアンラッキーレディー。

通帳の残高は5桁を切りそうだ。

アルバイト、パート。

時期関係なく着けそうな仕事はそれくらい。

でも私、

｢人前は苦手なんだよな……｣

そう。人前、大の苦手。

｢子供と触れ合うんだったらいいけど｣

保育士だったのでそこはOKなんだけど、、

『アルバイト子供相手』

で検索する。

すると、沢山出てきたのは保育園や幼稚園の広告。どれも募集は終わっている。

でも、漁り続けたらあった。

1件だけ募集中のが。

｢ベビーシッターの募集??｣

ベビーシッターの募集だった。

場所はソウルの高級住宅街の一角で、家と言うより豪邸だった。

住み込みOK。

するかしないかは選べる。

する場合は、家賃、食費、全てあちら側の負担になる。

ベビーシッターか。

いいかもしれない。

住み込みだったら家賃もかからないし、なんてったって食費。

やろう。

私はすぐに電話をかけた。