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ｼﾞｽ｢せんせい。｣
｢え？……あ、ジス先生……｣
ｼﾞｽ｢あのね、このしりょうみてわかったんだけど、ほんらいならせんせいはじゅんくんたちとおないどしのはずだよ。｣
｢……｣
ｼﾞｽ｢せんせい、正直に言って。｣
｢……私は……以前に、幼児の時に大人化しました……
だからきっと、私は……ジュン君達と同い年のはずです。｣
ｼﾞｽ｢やっばりか……じつはぼくもほんらいならこのすがたのはずなの。
でもいつのまにかおとなになってて、いつのまにかもとにもどってた。｣
｢そんな漫画みたいなことあるんですね。｣
ｼﾞｽ｢まぁ、これはふぃくしょ｢それは言わない約束です。｣｣
数日後に例の薬とやらが届いた。
｢ジスさん……大人に戻りたいですか？｣
ｼﾞｽ｢なんでそんなこときくの？｣
大きい目をさらに丸く大きくしてこちらをつぶらな瞳で見つめてくる。
｢質問に答えていただければ結構ですので｣
ｼﾞｽ｢……このままがいい、かな。｣
｢そうですか。｣
かといって私がこの薬を飲んでしまうと養う人がいなくなってしまう……
勿体ないけど破棄させてもらおうかな。
無料だったしな。
いや、でも……いざとなったら……
……うーん……飲まないで取っとこうかな。
薬棚の奥底にしまうことにした。
｢よし、じゃあ気持ちを切り替えて頑張ろ！
ふぁいてぃん！｣
夕ご飯の支度をする。
｢ミンギュ様、今日は何が良き？｣
ﾐﾝｷﾞｭ｢ぼくぷるだっくがいい！｣
｢ぷるだっく？プルダックポックンミョンのこと？
あれだいぶ辛いぞー……｣
ﾐﾝｷﾞｭ｢じゃあうどん！！｣
｢OK、うどんねー。｣
うどん……あったかな？
冷凍庫に確かあったはず。
｢えーっと……あったあった、たしかこれ日本のやつ……『讃岐うどん』だよね？｣
卵と山芋、白出汁、ネギ、ほうれん草、大根を食料倉庫から出す。
｢はぁいまずは山芋と大根をすりおろすー！
ネギは小口切りに！
ほうれん草は根元を洗ってサッと茹でて水で冷やして5cmずつ切って冷やしとく！
冷凍うどんは解凍し、白出汁、お湯を7:3の割合で注ぎます！
そこにうどんばーんとろろばーん卵黄ばーん！
小皿にほうれん草のおひたし、上に大根おろし載せてかんせー！！
離乳食はうどんをもっと茹でて柔らかくして同じメニュー！
かんせー！｣
はぁ、楽だった。
我ながら美味しそうだ！
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作者名：wzcl | 作成日時：2021年9月7日 7時
