22. ページ23
｢こら、きみたち。なにやってるの？｣
ｽﾆｮﾝ｢せんせ、たすけてー！｣
｢はぁ、｣
何とか救出成功すると、何を思ったか凄い早口で説明してきた。
ｽﾆｮﾝ｢あのね、すにょんね、このとらさんがね、いないとね、ねれないんだけどね、きょうね、しまったときね、すんちょりひょんがね、つかてたぬいぐるみたちが、つみかさなっててね、とれなくて、がんばってたらね、くずれちゃたの！｣
｢ほう。｣
上から取らずに、虎だけ取ろうとした、と……
｢あのね、スニョンくん。こういうのは上からとったら安全だしはやいんじゃなあい？｣
ｽﾆｮﾝ｢……わかった。
あんじぇんだーいち！｣
｢うん、よく出来ました。｣
ｳｫﾇ｢せんせ、せんせ、こっちきて。｣
｢ん？なあにーウォヌ君。｣
ｳｫﾇ｢あのね、じふながおねむでぐずりはじめちゃったの。とんとんしてあげて。｣
｢トントントントンヒノノニトンですね、承りましたー。｣
その瞬間、いきなり周りの空気が凍てつくのが分かった。
……スベった……
黙ってジフン君を持ち上げる。
ｼﾞﾌﾝ｢せんせ、？｣
たしかにぐずっている。
目元が赤くて湿ってるし、いかにも機嫌悪そうな感じ。
｢お眠だね、トントントントンヒノノニトンだねー。｣
ｼﾞﾌﾝ｢……おろせ｣
｢え、なんで急に命令口調？！｣
ｼﾞﾌﾝ｢うじゃい｣
｢誰だこんな純粋無垢な子にウザイなんて判断できるようにさせたのは｣
トントンしながら話していたら眠くなったのか寝てしまった。
｢……あ、歯磨きとスキンケアとドライヤー｣
ｼﾞｽ｢やっちゃいましょう。｣
スキンケアとドライヤーはいいとして歯磨きどうすんのよ。
とりあえずスキンケアは終わらせたけど。
｢ドライヤーで起きちゃうかもな……｣
でも歯磨きもしなきゃいけないからいずれ起こさなきゃ行けないしまぁいいか。
カチッ
ブオオオオオオオオーーー
ｼﾞﾌﾝ｢ん、……｣
｢起きた？ごめんね、起こしちゃって。
ごめんね、今髪乾かして歯磨きしたらまたおねんねしようね。｣
ｼﾞﾌﾝ｢うん……｣
カチッ
髪サラサラ。
櫛で梳いた茶色がかった髪はサラサラで綺麗だった。
シャカシャカ
ちっちゃな歯をちょこちょこーっと擦って磨いてやり、口をゆすがせて寝かせた。
すぐ眠りについたジフン君の寝顔は歴代最強級に可愛かった。
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作者名：wzcl | 作成日時：2021年9月7日 7時
