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記憶がない
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「……え？」
やっとの思いで絞り出した声。
頭が真っ白になった。
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「っ、記憶がないって、どういうこと？」
橙「…そのまんまの意味。全部、全部、すっぽり忘れとるんよ」
「でも、照史とは普通に話してた…」
橙「…せやな、またこうして仲良く出来てるのは、崇裕が記憶なくした頃には想像もできんかった」
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その言葉で、ここまで普通に昔のように話せるようになったのは、簡単では無かったことが分かった。
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「……だから、私のこと…」
橙「…全部知らんねん。…今の崇裕の中には、Aはおらんねん、っ」
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心臓が握り潰されているような感覚。
自分に血が通ってないんじゃないかって思ってしまう。
…息が苦しい。
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やだよ、やだよ、なんで？
…わたしは、こんなに君のこと想ってるのに。
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わたしは、どうしたらいいの？
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紫苑*(プロフ) - のんすけ。さん» ほんとですか！嬉しいです…。ありがとうございます！！ (2017年10月10日 22時) (
レス) id: a9503ca5f6 (このIDを非表示/違反報告)
のんすけ。(プロフ) - すっごく続きが気になります…！私こういう胸が詰まるお話大好きなので更新楽しみにしてます^ ^頑張ってください！！ (2017年10月9日 18時) (レス) id: 6426b2cd37 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑*(プロフ) - 虹香さん» ありがとうございます、頑張ります！！！！ (2017年10月8日 22時) (レス) id: a9503ca5f6 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑*(プロフ) - 真衣さん» めっちゃ嬉しいです…。ありがとうございます！！！！ (2017年10月8日 22時) (レス) id: a9503ca5f6 (このIDを非表示/違反報告)
虹香 - すごく面白かったです！！更新頑張ってください！！応援しています！！ (2017年10月8日 16時) (レス) id: 08ce2e4352 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫苑*
| 作成日時：2017年9月27日 22時
