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橙「…そろそろ目覚ましてもええんやない？」
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もうかれこれほぼ毎日病院に通っている。
崇裕が目を覚ましたときに、一番に声をかけてあげたいから。
それでも崇裕は、まだ目を覚まさない。
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いきなり照史って後ろで呼ばれて振り返った。
橙「なんや淳太くんか〜、びっくりしたわ」
黄「びっくりしたちゃうで。何回か声かけてんけど、照史気付かへんねんもん。…あんま責任感じたらアカンで」
橙「……おん」
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淳太くんは、昔近所に住んでたってこともあって、よく俺と崇裕とAの面倒とか見てくれてた人。俺らにとってはお兄ちゃんみたいな。
今は父親が医院長を務めるこの病院で医者をやっとる。
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橙「まだ、目覚めへんの？」
黄「やれることは全部やったで。命に別状はあらへんって何度も言うてるやろ？あとは�陲舛磴鷦‖茲筺�
橙「せやな、」
黄「…そや、照史これ」
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そう言って渡されたのは、白い封筒。
お世辞にも綺麗とは言えへん字で "照史へ" って書いてある。
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橙「なんやこれ、…崇裕の字やんな？」
黄「さっき、警察の人が来たんよ。捜査してたら、�陲舛磴鵑良�屋から出てきたって。事件の何か手がかりになるかもしれへんから、…自分らが読む前に照史に読んでもらったほうがええってなって、…」
橙「っ、そうなんや」
黄「読むん、怖い？」
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封筒を受け取った俺の震える手を見て淳太くんがそう聞いてくる。
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橙「うん、ちょっとビビってるわ」
黄「せやな、…でもそれ読んだら少しは�陲舛磴鵑里海畔�かるんちゃう？照史の背負ってしまってる分も少しは軽くなるやろ？」
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ほんと、いくつになってもお兄ちゃんやな笑
めっちゃ見てくれとる。
淳太くんのその言葉に背中を押されて、俺は頷いた。
そして、封筒を開けて便箋を取り出した。
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紫苑*(プロフ) - のんすけ。さん» ほんとですか！嬉しいです…。ありがとうございます！！ (2017年10月10日 22時) (
レス) id: a9503ca5f6 (このIDを非表示/違反報告)
のんすけ。(プロフ) - すっごく続きが気になります…！私こういう胸が詰まるお話大好きなので更新楽しみにしてます^ ^頑張ってください！！ (2017年10月9日 18時) (レス) id: 6426b2cd37 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑*(プロフ) - 虹香さん» ありがとうございます、頑張ります！！！！ (2017年10月8日 22時) (レス) id: a9503ca5f6 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑*(プロフ) - 真衣さん» めっちゃ嬉しいです…。ありがとうございます！！！！ (2017年10月8日 22時) (レス) id: a9503ca5f6 (このIDを非表示/違反報告)
虹香 - すごく面白かったです！！更新頑張ってください！！応援しています！！ (2017年10月8日 16時) (レス) id: 08ce2e4352 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫苑*
| 作成日時：2017年9月27日 22時
