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橙「誕生日おめでと」
12月19日、Aがおらん２人になってからは初めての崇裕の誕生日やった。
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紫「ありがとな、わっこれめっちゃ欲しかったやつやん！！」
橙「せやろ？絶対そう言うと思って買ってん！」
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あの日以来、崇裕には何があったかなんて聞けへんままでいる。……言いたくないことを無理に言わせたくないってこともあるけど、やっぱり言ってくれるまで待ちたいって気持ちもある。
何より今こうして笑ってくれてるから、それだけで少しだけ安心できてる。
そんな俺の気持ちをくみ取ってか、崇裕は俺に何か言いたそうにしとる。
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紫「なぁ、照史」
橙「ん？」
紫「……ほんまに、ありがとう」
橙「え？笑」
急に真面目にそう言うから、こちらもこっ恥ずかしくなる。いや、なんやねん笑
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橙「……どしたん、急に」
紫「照史はめっちゃ信用しとるし、頼りにしとる」
橙「……おん」
やっぱり変やで崇裕。ほんなら、頼ってええねんで？全部話してほしい。
そう言いたかったけど、崇裕はそれを言わせんかった。
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紫「ちゃんと、いつか話すから。…今は言えへんけど。でも、それまで待っとってほしいねん。絶対、話すから。
頼りにしてんで、照史。」
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いつぶりやろうってぐらい久しぶりに見た崇裕のちゃんと綺麗に笑った顔。
その笑顔に、俺は素直に頷いた。待ってよう、って。
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翌朝、崇裕のオカンの遺体と、崇裕が包丁で刺されたであろう姿で見つかった。
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紫苑*(プロフ) - のんすけ。さん» ほんとですか！嬉しいです…。ありがとうございます！！ (2017年10月10日 22時) (
レス) id: a9503ca5f6 (このIDを非表示/違反報告)
のんすけ。(プロフ) - すっごく続きが気になります…！私こういう胸が詰まるお話大好きなので更新楽しみにしてます^ ^頑張ってください！！ (2017年10月9日 18時) (レス) id: 6426b2cd37 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑*(プロフ) - 虹香さん» ありがとうございます、頑張ります！！！！ (2017年10月8日 22時) (レス) id: a9503ca5f6 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑*(プロフ) - 真衣さん» めっちゃ嬉しいです…。ありがとうございます！！！！ (2017年10月8日 22時) (レス) id: a9503ca5f6 (このIDを非表示/違反報告)
虹香 - すごく面白かったです！！更新頑張ってください！！応援しています！！ (2017年10月8日 16時) (レス) id: 08ce2e4352 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫苑*
| 作成日時：2017年9月27日 22時
