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２年ぶりの彼は、顔つきが少し変わっていた。
それでも、彼から出る独特なあの雰囲気は変わっていなくて、どこか安心した。
そこに彼がいるだけで、涙が出そうになる。
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" 崇裕 "
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そう呼んで、声をかけようとした。
……だけど、
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" 君、誰や？ "
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彼の方へと歩き出していた足がピタッと止まった。
そして、鈍器で強く殴られた感覚。
「っ…え、」
やっとの思いで絞り出した私の声は、震えて掠れていた。
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紫「見ぃひん顔やな？…こんな田舎に来るなんて、物好きもおるんやなぁ。
あっ初めまして、�霤朕鰺気任后�…�陲舛磴鵑箸�気軽に呼んでな〜」
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って、私が大好きだった柔らかい笑顔でそう言う。
…まるで、初対面みたいな言い方。
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ねえ、ちょっと待ってよ。
" 初めまして " ってなに？
君の名前なんて、嫌って言うほど知ってるよ？
周りがどれだけ"�陲舛磴�"って呼んでても、ずっと変えずに"崇裕"って呼び続けたのに、…今さら？
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「…っ、初めましてってなに？」
紫「えっ、俺らどっかで会うたことあるん？！」
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" ちょっと待ってな " って言って頭抱えて必死に思い出そうとしてる。
冗談やめてよ、って笑いたいけど、きっとそれができないのは、崇裕が本気で考えてるのが伝わるから。
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なんで…？
会わなかった２年の間に私のこと忘れちゃったの？
私は君のこと、忘れたことなんてなかったのに。
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紫苑*(プロフ) - のんすけ。さん» ほんとですか！嬉しいです…。ありがとうございます！！ (2017年10月10日 22時) (
レス) id: a9503ca5f6 (このIDを非表示/違反報告)
のんすけ。(プロフ) - すっごく続きが気になります…！私こういう胸が詰まるお話大好きなので更新楽しみにしてます^ ^頑張ってください！！ (2017年10月9日 18時) (レス) id: 6426b2cd37 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑*(プロフ) - 虹香さん» ありがとうございます、頑張ります！！！！ (2017年10月8日 22時) (レス) id: a9503ca5f6 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑*(プロフ) - 真衣さん» めっちゃ嬉しいです…。ありがとうございます！！！！ (2017年10月8日 22時) (レス) id: a9503ca5f6 (このIDを非表示/違反報告)
虹香 - すごく面白かったです！！更新頑張ってください！！応援しています！！ (2017年10月8日 16時) (レス) id: 08ce2e4352 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫苑*
| 作成日時：2017年9月27日 22時
