不良と怪談２ (ページ47)

今日:1 hit、昨日:32 hit、合計:12,915 hit

ストーカー１２ページ47

武道

「そうですよ？」

「やっぱり！あのね、わたしの彼氏も東卍の人なの」

って、笑顔で言う彼女にそーなんですか、と答えた。ぶっちゃけると、オレは彼女の恋人が東卍に居ようが興味無い。
それよりオレは早く、マイキー君達に電話をしたいのに....

「彼氏の名前は、恥ずかしくて言えないけど...わたしの事を大事にしてくれて、強くて変な人から守ってくれるの！」

「...あの.....」

「でもね、最近は一緒にいれる時間が少なくて「あの！」どうしたの？」

「...もう夜ですし、帰るの遅くなると両親が心配しますよ？」

「あ、そうだね！それじゃあね、武道君」

枢木さんはオレに手を振りながら、病院を出ていった。

....オレは彼女がやっぱり苦手だ。
友達のAさんが意識不明なのに、心配してる所か急に彼氏との話を始めるし....

枢木さんが出ていってから、マイキー君達にメールを送信し終わると、額に汗を滲ませたウロさんが走って来た。

「武道くん！！Aはっ」

「ウロさん！Aさんは_____」

ウロさんにさっき医者に言われた事を説明した。

「...Aさんが目覚ましますよね？」

「武道くん、Aなら大丈夫ですよ。あの子は絶対に起きます....僕は教授達に連絡してきますね」

「教授？」

「Aの両親です。Aの両親は、イギリスで超心理学研究者なんですよ」