ストーカー8 ページ43
A
春千夜の偽の恋人役を始めてから、東卍の人達によく挨拶される様になった。
....私は偽の彼女なのだから挨拶されなくても良いし、何ならしないで貰いたい。
ちなみに、東卍の幹部と一部の人は私と春千夜が偽の恋人だと知っているらしい。
それに付き合ったフリをしてから、一人で外を歩いて居ると視線が刺さり、ウロには用心しろと言われた。最初は東卍の人かと思ったが、どうも違った。
なぜ分かるか?だって目の前に視線を向けてきたと思われる、女性...いや女の子がいるから。
「貴女、春ちゃんの何なのよ!!春ちゃんは、わたしの彼氏なのよっっ!!?」
さっきから、同じことばかり言って他に言葉を知らないのか?
依頼人と請負人だが本当の事は言えないし、恐らく、いや絶対に彼女が春千夜のストーカーで間違いないだろう。
『何者って....春千夜の彼女ですが?』
「ーっ!!巫山戯たこと言ってんじゃないわよ!わたしが、春ちゃんの彼女よ!!!」
『....巫山戯たこと言ってるのはどちらですか。春千夜の彼女は私です、何なら今から春千夜に電話して証言しましょうか?』
「春ちゃんが、貴女ごときの電話に出るわけないじゃない!!この妄想女っ」
ブーメランにも程がないか?それに、貴女ごときね....
この女、見る目がないな。一度、眼科を受診すると良い。
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作者名:雛乃 | 作成日時:2021年10月29日 23時