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ストーカー7 ページ42

三途

Aに、もう少し待っていてくれないか?と言われたから、俺は用事が終わるまで待っている。
ちなみに、マイキーは晩ご飯が好物のオムライスで先に帰った。

って事は、この事務所には俺とAの二人っきり!!
最高じゃねぇか!
Aとの色んな事を考えていると、所長室からバッグを持ってAが出てきた。

『お待たせしました。さ、帰りましょうか』

「はい。あの、荷物持ちますよ?」

『(紳士だな)ありがとうございます、春千夜』

「いえ、あ、あの...」

『はい?』

俺がんばれ!Aに手を繋ごうって言え!俺なら言えるっ!!

「手....手ぇ繋ぎませんか?」

『構いませんが』

ヒェッ...!誘ったのは俺だけど、そんな簡単に了承して手を差し出すなんて...___あっ!!まさか、Aも俺の事が好きとかァ!!?なァんだ!そう言う事かァ♡

『.....春千夜?』

差し出された手に、俺の手を重ねギュッと握った。

「はいっ♡A、家はどちらですか?」

『(なんかさっきと違う....)家は、_____です』

あ?その住所って、マイキーのお気に入りなドブの家と一緒じゃねぇか?

「...Aって、ド、花垣の知り合い?」

『(ド?)知り合いもなにも、武道とはイトコですが?』

はぁ、イトコか!そう、そうだよなぁ!!
ドブには橘って女が居るもんなァ!!!

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作者名:雛乃 | 作成日時:2021年10月29日 23時

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