不良と怪談２ (ページ41)

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ストーカー６ページ41

三途

「それじゃあ、Aは今日この後はもう帰るだけ？」

『そうだけど』

「それじゃあ、家まで送りますよ？」

『(恋人のフリをするなら、送ってもらった方がいいのか？)』

A、すげぇ悩んでるじゃねぇか。あ、もしかして俺が迷惑と思ってるんじゃねェか？

「俺、迷惑と思ってないので大丈夫ですよ？恋人を送り届けるのは当たり前の事なので」

『(迷惑とかじゃないんだが.... しょうがない、受けてしまったモノは仕方ないし)春千夜、帰り送ってくれますか？』

「はい、いいですよ！」

っしゃー！！！Aと一緒に帰れるぜェ！てかよォ、その顔面の良さで首を傾げて聞くのは反則だろぉが！！

マイキーだって顔赤くしてん....え"っ？
嘘だろ、俺はマイキーを恋敵にしなきゃならねーのかよ！！

....ん？恋敵？誰の？

.
..
...

俺か!!?

え、嘘だろ？マイキーが恋敵って事は、俺が顔だけドブ女のAに惚れたって、好きって事だろ！？
ねぇ！絶対ェ有り得ねぇ！！！

『大丈夫ですか、春千夜』

「ﾍｯ！？...〜ｯ」

ああぁぁ！！なんつー声出してんだよ、俺！
心配そうに見るAに、ドキッとするとか本当に好きみてぇだろ？！

いや....みてぇじゃなくて、好きなんだAの事が。
なんか、今自分の気持ちを認めねぇと後で後悔しそうだしなァ？

『やはり、送るのはいいですよ、体調がよろしくなさそうなので』

「いえ！俺、見ての通り元気なので送ります！」