校舎裏の神社22 ページ5
A
2人を椅子に座らせて、私もパソコンを用意して2人の話を聞く準備をした。
『では、まず蘭さんから聞かせてください』
────────
蘭
あの日、オレは学校に来たのは良いけど眠かったから保健室のベットで寝ようと思って竜胆を置いて1人、保健室に行ったんだ。
その時は、噂もまだ全然広まってなくって何なら知らない人が多いいほどで、オレも知らなかったんだよな〜。
え、軽いって?だって、今でも蘭ちゃんは竜胆みたいに怖いって思ってねぇし♡
あー、竜胆キレんなって〜!
んで、話戻すけど保健室に入って沢山あるベットの中で、何故か分からないけどあのベットで寝たい気分だったんだよな〜。
まぁ普通にそのまま、そのベットで眠りについたんだよ。
そしたら、意識が飛んだのか知らねぇけど真っ暗な空間にポツンと1人で立ってんの。
ハァ?ここ何処だよー、ってキレながら歩いているとパッと景色が変わったんだよ。ウケるよなー!
どんな景色かって?
昔の江戸とかそこら辺んの時代のドラマで見るような、でけぇ屋敷の庭にいつの間にか立ってんだよ。
それだけじゃなくて、隣に上等な着物を着た女の子が立っててさ〜。
何か言ってんだけど、よく聞き取れなくて何度もなんて言ったんだぁ?って聞き返してんだけど、やっぱり聞き取れねぇんだよ
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作者名:雛乃 | 作成日時:2021年10月29日 23時