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ストーカー5 ページ40

春千夜

中々、首を縦に降らねぇなァ?!
Aにとっても、悪ぃ話じゃねぇだろォ?
マスクで顔隠してるし口元に傷はあるが、見るからに顔良いし言葉遣いも丁寧だろォ??

猫かぶってる俺、スゲェ優良物件じゃねェか!
何をそんなに、迷ってんだよドブ女っ!!そんなに、フリでも俺と恋人になんのが嫌なのかよ!

って...俺、なんでこんなに熱くなってんだ?
このドブ女は顔面が良いだけだろ?
...ア゙ア゙ァ!!わっかんねぇ!!!


『...分かった。他に思い浮かばないし癪だが、これが一番ストーカーを炙り出しやすいので』

っしゃあぁぁ!!

「Aさん、よろしくお願いします」

『こちらこそ、よろしくお願いします三途さん』

「名前で呼ばねーの?あと、さん付けなし!」

『は?』

「マイキー?」

「だって、フリでも付き合ってるなら名前で呼び合うンじゃねーの?」

確かに...

『だけど、仮にもフリでし「A」?!』

おぉ?なんだ、この反応!

「リアル感を出す為、Aって呼んでも?俺の事は、春千夜とでも呼んでください」

『...春千夜』

「はい」

うわぁぁ!ヤベェ、Aに春千夜って呼ばれるのスゲェ良いワ!!
ありがとう、マイキー!!!

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作者名:雛乃 | 作成日時:2021年10月29日 23時

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