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ストーカー4 ページ39

春千夜

『それで、具体的にどうするんです』

「Aさん何か思い付きませんか?」

『ストーカーする人間とは、出会った事がないので分からないです』

「そうですよね...」

使えねぇ奴だと思ったが、まァ、普通はストーカーする奴と出会わねぇし?仕方がねぇか...

「オレ、いいこと思いついちゃった♡」

なんだ、マイキーのいい事ってのが嫌な予感しかしねぇんだが?!
ほら!Aも顔しかめてンぞ!てか、顔しかめてもその無駄にいい顔面のままとか、巫山戯てんのかよ!!?

『...聞くだけ聞くけど、いい事とは?』

「Aと三途が恋人フリをすれば良いんだ!
そうすれば、我慢出来ないストーカーなら直ぐに現れて、三途が何とかすれば解決じゃん!」

オレって天才じゃね?って、ドヤ顔しながら言うマイキーにほんの少し苛立ちを覚えなくも無い。
けど待てよ...この考え自体は悪くねぇなァ!

嘘とはいえ、顔だけは芸術品のAを俺の嫁って扱えるんだろ?
悪くねぇ...なんなら、くそ上手い話じゃねェか!!

『マイキー。流石にそれは___「俺は良いですよ」は?』

「早く解決したいですし、俺はその案にのります。Aさん...恋人のフリ嫌だと思いますが、お願いします」

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作者名:雛乃 | 作成日時:2021年10月29日 23時

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