不良と怪談２ (ページ36)

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ストーカーページ36

A

『それで...最近、変な人に後をつけられてるって？』

「そうらしいんだよ、なぁ三途」

「はい...」

私とマイキー、そして東卍の伍番隊副隊長の三途春千夜さんの3人で話していた。
何故こうなっているのかと言うと、少し遡ること20分前___

いつもの様に、本国のSPRからの手紙や電話の取り次ぎ等をして、時計を見ると13時だった。
あぁ...お昼は面倒いからいいや。

一息つこうとして、裏でお湯を沸かしていると事務所のドアが勢い良く開いた音がした。
誰だ？今日は依頼人が来る予定は無いはずだが...と思いながら、表に向かうとマイキーとマスクをつけた子がいた。

「A居たー！」

『...なにか用かな？』

「突然すみません...マイキー、やっぱり帰りましょう」

「えー！オレと三途、Aに用があって来たんだよ！！」

『マイキー、それは依頼？』

「ん、そゆこと！」

『...聞くだけ聞こう。ただ聞いても、受けるか受けないかは私が決める』

どんな依頼でも受けると思っていたら、それは大きな間違いだ。基本的に、私が興味持った依頼以外は受けない。

「...俺は構いません(前も思ったけど、顔整いすぎてねェ？)」

「オレもいーよ」

『それじゃあ、聞きましょう』

そして、現在に戻る。