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日常2 ページ32

万次郎

ヒナちゃんと出掛けてんの「いや、別の子だったけど?」___え?

「スゲェ美人な子、金髪で黒い服着てた」

!?それって、絶対Aじゃん!!
動揺して椅子から勢い良く立ち上がって、イザナに変な目で見られたけど、どーでもいい!

「シンイチロー!エマどこいる!?」

「え?さぁ...?なに、マンジローも知り合い?」

「へぇ...お前やシンイチローが反応するほど、いい女なわけ?」

「いや、マジで美人。ため息をつくほど顔が整ってる。なぁ、マンジロー?」

「ーっ!もう、シンイチローなんか嫌いっ」

確かにAは美人だけど、シンイチローがAの事を話してると、ムカムカする。
もういい、エマとAを探しに行くし!!

「マンジロー!?」

「ほっとけば〜(ガキが一丁前に嫉妬してやんの。でもそのエマと仲がいい女、気になるな)」

玄関で靴を履こうとしたら、扉が開いてエマが帰ってきた。いや、正確にはエマとAがいた。

え、マジで?このタイミングで来るの?
家にシンイチローとイザナが居るんだけど?


「ただいま〜!Aねぇ、入って入って♡」

『...お邪魔します』

「あれ...マイキーどっか行くの?」

「え、いや?」

『久しぶりだね、マイキー』

表情は変わらないけど、目元が少し優しいし気がするのは気のせい?

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作者名:雛乃 | 作成日時:2021年10月29日 23時

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