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日常 ページ31

万次郎

最近オレはたけみっちのイトコである、Aの事ばかり考えている。
今日も今日とて、Aの事を考えていると声もかけずに部屋にイザナが入ってきた。

うげ、最近のイザナは機嫌が悪ぃんだよな。

「マイキー、テメェ俺のプリン食っただろ」

「オレにはどら焼きあるし食わねーし!」

「嘘つけ。俺の名前を書いたプリンがねぇんだよ」

「あ"ぁ、違ぇって言ってるだろ?イザナやるか!?」

「上等、コテンパンにしてやるよ」

互いに蹴りが当たるって時に、玄関の開く音がした。

「ただいまー。イザナ、マンジロー。たい焼き買ってきたから食うぞ〜」

「たい焼きっ!イザナ、この勝負はお預けだっ」

「...はいはい(たい焼きで辞めるとか、ガキかよ)」

ふふーん、たい焼き♡
ってか、プリン食ったのシンイチローじゃね?

「お、やっぱりマンジローが一番乗りか!」

「イザナもすぐ来るよ「シンイチロー」ほらな!」

ホントだって笑うシンイチロー。
あれ、一緒に出掛けていた筈のエマがいねぇけどなんでだ?イザナも気付いたのか不思議そうにしていた。

「シンイチロー、エマはどうしたんだよ?」

「ん?あぁ、エマなら友達と偶然出会って遊んでる」

「友達って、マイキーのお気に入りの花垣の彼女?」

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作者名:雛乃 | 作成日時:2021年10月29日 23時

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