不良と怪談２ (ページ24)

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校舎裏の神社４１ページ24

A

須田さんは首を縦に振った。
接点がないと思っていたが、もしかしてこの二人は...

『須田さんの恋人は髙橋さん...貴方ですね？』

「！ははっ...流石ですね」

だとすると、須田さんに教えたのも髙橋さんという事になる。

『なぜ、貴方は呪詛を行おうと思ったんですか』

「それも分かったんですね。暇つぶしですよ、学校生活送ってて刺激が足りなくなったんです。
そこで、何か面白い事をやろうと考えたんです」

『それで、かごめかごめ用いた降霊術...呪詛行ったんですか』

「えぇ。ですが、ただの暇つぶしで死,人を出すのはまずいでしょう？だから、怖い目に会うだけにしたんです」

『素人が降霊術を行っても必ず霊を呼べるわけじゃありません。だけど、二回とも成功した...』

なぜ？それは簡単だ、須田さんにそういう力があるのだろう。
恐らく、一回目は髙橋さんと須田さんの二人で行って成功したから、数日経ってから須田さんと澤田さん、瀬戸さんの三人で行った。

『暇つぶしで、こんな事をしていいと思ってるんですか』

「説教ですか？Aさん」

『どう捉えても構いませんが、貴方達の暇つぶしのせいで周囲にどれ程の迷惑をかけたと思ってるんですか？
怖い体験をして、学校に来れなくなった生徒だって居るでしょう...
その証拠に須田さん、貴女は自分のやった事が怖くなって学校に来なくなったのでは？』