不良と怪談２ (ページ19)

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校舎裏の神社３６ページ19

A

登校時間になり、彼女たちの担任に頼み会議室まで来てもらった。

「ナルちゃーん！」

「あ、蘭ちゃんと竜くんもいる〜！」

『澤田さん、瀬戸さん、登校して直ぐにすみません。
いくつか質問をさせていただきます』

《いーよー！》

昨日も思ったが最初に会った時より対応が違いすぎて、別人かと思ってしまう。

『アナタ達が行った、かごめかごめは基本的なやり方とは違いますよね？
例えば、真ん中に人が目を瞑りしゃがむところを、人ではなく何か別の....
例えば、人の形をもした物を使うとか』

「すごい！なんで分かったの！？」

「そうそう、ナルちゃんの言う通り！」

私はウロに合図し、人形を2人に見せた。

『どちらかが、アナタ達が使用した人形ですよね？』

「え...なんで、ナルちゃんが持ってるの？」

「棄てたって言ってたから、ここにあるの可笑しいんだけど！？」

『棄てたと言ったのは、今も学校を休み続けてる須田さんですね』

2人は頷きながら、肝試しとかごめかごめをしようと最初に言い出したのは須田さんだと言った。

「めぐ達は、新しいタイプのかごめかごめだと思ったし、あの神社も行ってみたかったから、やるって言ったんだ」

須田さんは呪詛を知っていた？