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校舎裏の神社34 ページ17



パチッと目を開けると、応接室のソファで寝ていた。

「んー、よく寝たぁ...いてっ」

伸びをしていると頭がズキっとしたが、Aちゃんを守った代償だと思えば痛いとも思わないし、これくらいで痛がってたら喧嘩なんてできねぇわ〜。

なんて、ゲラゲラ笑っていると応接室の扉が開いた。

『...』

「Aちゃん?」

オレが声を掛けると、Aちゃんはコッチをじっと見つめたと思えばゆったりと近寄って来て小さな声で『ごめんなさい...』よ謝った。
蘭ちゃん的には、“ごめんなさい” より “ありがとう”の方が嬉しいんだけど〜?

「Aちゃんは怪我してねぇ?大丈夫だったか〜?」

『はい...蘭さんが咄嗟に守ってくれたので』

「そっかぁ、なら良かった♡Aちゃんが怪我したら、オレまじショックだもんなぁ〜」

そこでオレは夢ん中での事を思い出して、迅くんの事は伏せて話した。

『夢ん中で、ベットと机に人形があるのを見たと...』

「そうそう」

『真偽は明日の...と言っても12時を過ぎてるので、今日の朝にでも探しましょう』

「今からじゃなくていーの?」

わかんねぇけど、早めの方がいいかと思って言うも、オレがまだ起きたばかりだからって時間を遅めてくれた。
いやぁ、Aちゃん最高かぁ?

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作者名:雛乃 | 作成日時:2021年10月29日 23時

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