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校舎裏の神社33 ページ16



「いや、結構分かりやすい例えじゃねぇの?」

「そう!?なら、よかったよかった!」

顔が似てるから、Aちゃんが笑ってるみたいだな〜。

「本題にはいると、この事件は“かごめかごめ”を使った降霊術、それも普通のやり方とは違ったね...」

「そういや、Aちゃんも降霊術って言ってたっけな〜」

さすがボクの妹!って言いながら、迅くんは喜んでいた。

「迅くん、オレらはどーすればいいの〜?」

「保健室と自習室には、厭魅(えんみ)に使われる人形があるはずなんだよ」

「えんみ?ひとがた?」

初めて聞いた言葉にボケーッとしてると説明してくれた。

厭魅は妖術で人を呪うこと。人形は漢字の通り人の形を模した物らしい。

「それも厄介なのがさ、その人形はかごめかごめで使った物を使ってるんだよね。ホントに厄介なんだよ!
そこで蘭くんには、夢から覚めたら人形を見つけて呪詛を返してほしい....もう時間の様だ」

「最後にお願いなんだけど、夢でボクと会ったのは内緒にしてくれるかな?」

良いよって言おうとしたら、また意識が遠のいていった。
あ、これ目ェ覚めるわ〜と呑気に思っていると、迅くんが喋っていたのをオレは知らなかった。


「Aの事を宜しく頼むよ... 灰谷蘭」

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作者名:雛乃 | 作成日時:2021年10月29日 23時

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