メリーさんの電話 ページ11
エマ
集会があったその日、マイキーが上機嫌で帰って来た。
途中で雨が降ってきたからてっきり、機嫌が最っ高に悪いと思っていたウチと真にぃはビックリした。
なんでも、たけみっちのイトコに会ったとか。
ウチからしたらマイキーを上機嫌にさせる、たけみっち
のイトコが凄いと思った。
そしてその日から何日かが経ち、ウチは最近変な電話に悩まされている。
電話がなり、応答するも何も喋らずキレるだけの電話。
最初はイタズラ電話かと思った。
今日までは...
着メロが鳴り電話に出た。
知らない番号だったから、またイタズラかとも思ったけど違かったら申し訳ないと思っていたから。
「もしもし?」
「...」
今日も電話の相手は喋らない。
「もしもし?...イタズラならやめてくれない?」
さすがに我慢の限界だった。
でも、何を言っても無視されると思っていた。
けど違った___
「私、メリーさん。今、ゴミ捨て場にいるの」
「えっ!?」
ツーツー...
電話はそこで切れてしまった。
メリーさんと言えば、あの有名な都市伝説だ。
なんで都市伝説のメリーさんが!?って、思ったウチは焦っていて気付いた時にはヒナに電話していた。
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作者名:雛乃 | 作成日時:2021年10月28日 17時