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いのお
朝ケンカしちゃったけど、、今日は俺とゆうとが付き合って2年の記念日
「ゆうと、今日おうちでご飯食べよ」
「全然いいよ、帰りスーパー寄って帰ろうか」
いつもはもっぱら外食派の俺とゆうと
だけど、今日は二人で作ってみようかな
「俺が買って、先に帰っとくよ。」
「でも、悪いよいのちゃん」
いいのいいの！
と無理やり押し切り楽屋を出たものの、何もプランがない。
スーパーで着々と買い物を進める主婦がさーっと通っていく
鶏肉だろうか、豚肉だろうかさんざん悩んだ挙句の果てに魚にした。
「ただいまぁ」
誰もいないはずの家から声が聞こえてリビングに行くとそこにはゆうとがいた
「おかえり、いのちゃん」
「あれ、もう１個仕事あるって言ってなかった？」
いのちゃんが心配で早く切り上げてきた！と爽やかな笑顔でいうゆうとにキュン。
こんな旦那さん欲しい。
「俺もいのちゃんみたいなお嫁さん欲しいよ」
「ほぁ、？」
ぽわっと顔が赤くなった
ゆうとはすました顔でこっちを見るから余計に赤くなる
「ねぇいのちゃん、今日はなんの日？」
「付き合って2年の記念日だね」
ゆうとはカバンをゴソゴソ探り、ひざまずいた
「いのちゃん、ぼくと結婚してください。」
シンプルなプロポーズだけど、ゆうとの気持ちが一番伝わってきた気がした
ゆうとがくれた指輪
ダイヤモンドの光る指輪
「はい..中島になります。」
ふざけて言うと、俺は伊野尾がいいな！とか真剣に返すから笑っちゃう。
「じゃあ、伊野尾になる、？」
ほんとに伊野尾の姓になる訳じゃないし、もちろん俺が中島になれる訳でもない。
だけどこうしてプロボーズしてくれたことが何よりも嬉しくて
なんでないてるの、いのちゃん。そう言われて泣いてることに気づいた。
「だって、嬉しくって！」
「ほんとに結婚はできないけど、ずっと一緒にいようね。」
しあわせにする。その一言でゆうとに堕ちた。
まぁ、元々堕ちてるけどね？
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作者名：そらあ | 作成日時：2018年3月24日 14時
