夜兎である私の転生先はコナンの世界！？[名探偵コナン][銀魂]

28話 ページ30

｢神威1回ポアロ戻るよ？｣
｢どうして？｣
｢安室さんっていう店員さんに用事があるの。｣
｢それならAだけが行けばいいじゃん。｣
｢そういう問題じゃないの！｣

この会話をかれこれ数十分やってます。
実際歩くとさっき神威が私を連れてこの道走ったけど、意外と遠いものだね。だって行きは数分で着いたし。帰りはこんなにかかるのね。

｢A聞いてる！？｣
｢うわっ！ごめん、聞いてなかった。｣

スッと拳を私の顔の前に出してきた。
あ、これ死ぬな。

ギュッと目を瞑ると、額に暖かいものが触れた。
なんだろうと思い、目を開くと

｢今はこれで許す。｣

優しい顔をした神威が拳を私の額に当てていた。
なんだよ、可愛いとこあんじゃねぇか。

｢ｸｽｯありがと。｣
｢別に〜？｣
｢さ、ポアロ行こうか！｣
｢えぇ…。｣

嫌がりながらも結局着いてくる神威。なんだよ可愛いじゃねぇか！！









カラン カラン

｢いらっしゃいませー。あ、Aちゃん！｣
｢梓さんだー。｣
｢Aさん！？｣

梓さん見て今日も可愛いなとか思ってたらゴリラが来た。驚きだぜ！！←

｢……その隣の男は誰ですか？｣

なんだこれ。浮気現場かよ。なんか周りの人も少し白い目で見てない！？そんなことない？

｢神威、挨拶しろ。｣
｢Aに命令されるの俺嫌いなんだけど。｣

頬を膨らませる神威も可愛いぞコノヤロウ。

｢Aの彼氏の｣
ボゴッ
｢いったぁ……。｣

なんとなく殴ってしまった私は悪くない。

｢私の幼馴染の神威です。貴方の知りたいことをこいつが知ってると思うので連れてきました。｣
｢……なるほど。連絡先を交換させていただいて、また後で話し合いたいのですがよろしいですか？｣
｢んー？俺、携帯持ってない。｣









｢｢ん？｣｣







嘘だろ？こいつまだ持ってねぇの？

｢だって俺縛られるの嫌いだし、何かあったら阿伏兎が迎えに来るし……。｣

あ、言い訳だ。こいつ餓鬼ですよー。てかあのオッサンいんのか。

携帯持ってないってマジか。どうするべきでしょう。

｢んー。じゃあ連絡Aにしてよ。｣


｢え｣

なんでや。巻き込まれやん。連れてきたのワシやけど。

｢俺しばらくAといるから。｣


｢え｣

｢………………仕方がありません。そのかわり、Aさんとはあまり近づいてはいけませんからね！？異性不純交遊は駄目ですからね！！｣

何言ってんのこの人！？

｢保証は出来ないけど分かった。｣

オイィィィ！？嘘だろ…。

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