夜兎である私の転生先はコナンの世界！？[名探偵コナン][銀魂]

16話 ページ18

さて……。今日は奴を探しに行こうと思う。

ん？奴とは誰かだって？
そりゃヅラだよ。あいつ私のことほっぽって逃げたからな。けちょんけちょんにするまで絶対逃がさない！！

そう決めて3日たちました。

なぜかって？
そりゃ逃げの小太郎には負けるわ。
見つけることは出来ても上手に撒くから…。
最近はエリザベスとも再会したし。

お前ら攘夷運動はもうやってないだろって思った。ただ今の政権に不満があるらしい。だからよくデモを起こしていたらまあ警察の方にも目をつけられたって話らしい。
あ、ちなみにこれは全部エリザベスが教えてくれたよ。

｢あ、Aー！ちょっとこっち来てよ！｣

私が校庭に出たときに友人が校門の方から私を呼んだ。なんだろう。

｢どうしたの？｣

私がそうたずねると、

｢よお。A。久しぶりだなぁ。｣

正直会いたくはなかったあいつが目の前にいた。流石に目に包帯はしてないものの前髪で片目が隠れてしまって、やっぱり厨二病にしか見えなかった。

｢なになに？A、あんたの周りイケメンばっかねぇ！少しくらい紹介しなさいよー！｣

なんて言う友人は私の背中をバシバシと叩きながら大笑いしている。
痛いからやめて欲しい。

｢久しぶりネ。晋助。銀時達から私のことは聞いたの？｣

｢あぁ。まあな。……それより。｣

フワッ

｢ちょっ！おろせ馬鹿！！｣

世にいうお姫様抱っこというものをやられていた。
私はそういう柄じゃない！！そう言ってもクソヤクルコは聞いてくれない。

｢久しぶりに会えたんだ。少しくらい甘えろ。｣

そう言ったこいつの顔は影で見ることが出来ないけど、私の顔に濡れた感覚がしたことで彼の顔を今みるのはやめた方がいいと察した。

｢甘えさせろの間違いアル。｣

つい昔の口調で言ってしまったことは私は悪くないと思いたい。

17話→←15話

ラッキーナンバー

8

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す