1046話…訪問者。2 ページ44
「それで、何しに来たの？
わざわざこっちに来るなんて…大変だったでしょ？」
和臣「なぁに！葵ちゃんに会いに行くと言や、教師達も文句は言ってこねーよ！」
幸子「久しぶりに、葵ちゃんに会いたいのもあったけど…
日本から、転入生が来たと聞いて、会ってみたかったんです…」
妃桜「だから幸子！敬語！！」
幸子「はっ！ご、ごめん！」
唯世「超中学生級の空手部…とは聞いてたが…
お前、思った以上にひょろひょろだな。
ちゃんと飯食ってるか？」
玲緒「ちゃ、ちゃんと、食べてます…」
唯世「本当か〜？」
玲緒「ほ、本当、です…」
唯世「なぁんか嘘くせぇなぁ…」
玲緒「えっと…」
妃桜「こら、唯世！
後輩いじめちゃダメでしょ！」
と、そこで、妃桜が唯世の頭に手刀を食らわせた。
いつもの光景ではあるけれど、矢張り痛そうだった。
和臣「ははは！」
玲緒「わ、笑ってる場合ですか…？！
今の、結構痛いと、思うんですけど…」
和臣「いつもの事だ！」
玲緒「いつも…！？」
和臣「まあそんなことより。」
玲緒「(流された…)」
和臣「どうだ、アメリカには慣れたか？
玲緒。」
和臣はそんな玲緒の心配を流し、質問をする。
玲緒「あ…えっと…まあ、それなりには……」
唯世「おいおい、男なんだから、もうちょいしゃきっとしろ……いってぇ！！」
たどたどしい返答に、唯世はツッコミを入れるものの、逆に妃桜から今度は蹴りを入れられた。
まあ自業自得のこと。
玲緒「えっと…ご、ごめんなさい…。
俺…こののろ……才能のせいで、色々、あったんで…
まだ、葵ちゃん以外と話すの…苦手で……」
幸子「大丈夫だよ！
私も、敬語が癖でさ。
なかなか慣れないよね〜。」
和臣「まあ、幸子も少しずつ敬語が抜けてきたんだ。
玲緒も、いつかは変われるさ！
今は焦らずとも…少しずつでいいんだ。」
玲緒「は、はい…」
和臣「これからは、俺達がいるんだからな！」
「それじゃあ、仕事一段落したんだ。」
和臣「ああ！暫くは休みだ！」
「わーい！じゃあ皆で遊ぼー！」
和臣「いいぞ！サッカーか？」
「うん！」
和臣「おっしゃ、んじゃ今日の放課後にでもやるか！」
「わーい！」
玲緒「……ま、待ってください…！！」
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雪月 葵(プロフ) - にゃふさん» コメントありがとうございます！最近更新できてないですが、なんとか更新していこうと思いますので、これからもよろしくお願いします(*^^*) (2021年1月13日 20時) (
レス) id: 4a7e7ee4c6 (このIDを非表示/違反報告)
にゃふ(プロフ) - このシリーズ大好きです！更新頑張ってください! (2021年1月9日 23時) (レス) id: 2c9f18fc80 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪月 葵 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/862c35d2fa3/
作成日時：2020年10月23日 23時
