1033話…糖分。 ページ30
汝月「ですがホールケーキなど、僕らだけで食べ切れるわけが…」
壱馬「うめぇ！！」
リリィ「本当、凄く美味しい…！」
僕が振り返ると、そこではリリィと壱馬の二人が、既に半分もケーキを食べ終えているところだった。
汝月「………」
黎「ふふ、それはよかった。
じゃあ勉強頑張ってね。僕は隣室にいるから、わからないところがあったら聞いてくれ。これでも希望ヶ峰学園卒業生だからね。」
壱馬「え！あ、貴方も希望ヶ峰学園卒業生だったんですか！？」
黎「もう結構昔のことになるけどね。
じゃあ頑張りたまえ！」
そう言うと黎は、その場から立ち去る。
台風の様に、騒がしかったが、これでやっと勉強が出来る。
汝月「じゃあ、このページから始めましょう。」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
リリィ「ねぇ。」
汝月「何ですか？」
勉強が一段落したところ、リリィに話しかけられた。
リリィ「どうしてナツキくんは、私達に対しても敬語なの？」
何かと思えば、僕の口調についての事だった。
何故かと言われると、返答に困る。
僕は日本語を勉強していて、日本語の教科書には、全てが丁寧語で書かれている。
僕はそれが当然のものだと思って、丁寧語で話している……というか、それが癖になってしまった。
汝月「……僕、人見知りなんで。」
だが、それを答えるのは面倒だったので、人見知りを盾にとった。
壱馬「人見知りっつっても、もう俺ら親友じゃないか。なんか水臭いぞ。」
汝月「すみません…」
リリィ「他の子達にはそれでもいいけどさ…私には、私と壱馬くん相手には、敬語抜きに話してもらいたいな…。
なんか、壁があるみたいで、寂しいから…」
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雪月 葵(プロフ) - にゃふさん» コメントありがとうございます！最近更新できてないですが、なんとか更新していこうと思いますので、これからもよろしくお願いします(*^^*) (2021年1月13日 20時) (
レス) id: 4a7e7ee4c6 (このIDを非表示/違反報告)
にゃふ(プロフ) - このシリーズ大好きです！更新頑張ってください! (2021年1月9日 23時) (レス) id: 2c9f18fc80 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪月 葵 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/862c35d2fa3/
作成日時：2020年10月23日 23時
