1026話…友愛？ ページ23
「ふんふふんふふーん♪」
黎「Aちゃん、どうしたんだろうね。やけに上機嫌だけど。」
汝月「姉上、どうされたのですか？何かいい事でもありましたか？」
「ええ。
私、実は学校でまたいじめられてたのよね。」
汝月「なっ…！そいつは誰ですか！僕が制裁してきます！！」
「落ち着きなさいな、汝月。
なんで私が上機嫌かっていうと、命令してもないのに、それを解決してくれた連中が居るからよ。」
汝月「そ、そうなんですか？」
「そう。
まさかこんなとこで活躍してくれると思わなかったわ。
うぷぷ…上手くいけば、この二人も取り込めるかもしれないわね…」
そう言いながら、彼女は自分のタブレットを起動し、一之瀬とリサのプロフィールを画面に出した。
黎「一之瀬 一哉と、リサ＝フェニル…この二人がやってくれたのかい？」
「そうよ。なかなかの活躍だったわ。
リサなんて仕事があるのに、私の為にオフの日は張り込みをしてくれたの。」
そう、Aは全てを知っていたのだ。
一之瀬がリサに相談したのも、二人が張り込みをしていたのも、それで解決させたのも全て。
それは何故か。
学園に配置されている監視カメラを、この別荘にあるパソコンでハッキングしていたからだ。
だから実を言うと、そのいじめの首謀者達のことも知っていたし、その動機も調べたから知っていた。
でも敢えて泳がせていたのだ。
それも、いつか自分の絶望に組み込む為に。
だがそれを知らない一之瀬とリサは、協力してAの為に、解決してくれたのだ。
それは単なる友愛か…それとも…
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雪月 葵(プロフ) - にゃふさん» コメントありがとうございます！最近更新できてないですが、なんとか更新していこうと思いますので、これからもよろしくお願いします(*^^*) (2021年1月13日 20時) (
レス) id: 4a7e7ee4c6 (このIDを非表示/違反報告)
にゃふ(プロフ) - このシリーズ大好きです！更新頑張ってください! (2021年1月9日 23時) (レス) id: 2c9f18fc80 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪月 葵 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/862c35d2fa3/
作成日時：2020年10月23日 23時
