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猫21匹 ページ22
にーちゃんside
施設育ちで愛を知らない。
殆ど食べることはなく、いつも独りぼっち。
そんな酷いことがあっていいのか。
学校に務めてる時でも、そんな子はいなかった。
気づいたら、泣いていた。
ゲルたんも、とみたんも、ぷんちゃんも、白服さんも。
あれだけ言ってた、のっくんや、あおいくん。二番くんだって。
唯一、野崎さんは泣かなかった。
ぜあ)僕は、ニャスケに居場所をつくってあげたいんや。こんな事しかできないけど、たくさん愛してあげたい。だからっ…！
そこで、喋れなくぜっちゃん。
いろんな経験をあの子にさせてあげたい。
強く、そう思った。
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作者名：葵巴 | 作成日時：2017年10月23日 15時
