【ハイキュー】研磨似のウィングスパイカー【男主】

１９　主人公 ページ24

木兎のいる第３体育館についた

体育館に入ってすぐ

バレーボールが

俺の頬をかすめた

反射的に

左手で

打ち返す

木兎「おおっ!!??」

そのボールは

セッターのいる場所に

綺麗にかえった

「…待った？木兎に赤葦 クロ…に眼鏡君…？」

何故か眼鏡君がいる

木兎からは京治とクロがいるとしか、聞いていない

しかも、名前も知らない

烏野のMBだっけ…？

木兎「おせーよ!!!!A!!!!」

黒尾「A、このメガネ君にブロックの手本見せてやってくれよ」

手本…？

「いいけど…」

何で急に…

木兎「ヘイヘイヘーーイ!!赤葦!!見てろよ！打ち抜くぜぇえぇえええ!!!!」

木兎が京治にボールを渡したので

ネットのすぐそばに

立つ

京治がボールをもった

少しジャンプして

手をまっすぐ

伸ばして

ブロックの体制になる

…京治がトスをあげた






木兎の目が映す先

手の向く先








これは…

「…ストレート!!」






ダンッ

綺麗にブロックをとめる

相変わらず

ボールを打つ先が

わかりやすい

「「「………」」」

何故か少しの

沈黙




木兎と眼鏡君の一筋の汗が

床に



流れ落ちた

赤葦「木兎さん、やっぱりとめられちゃいましたね…」

京治が

ポンと木兎の

肩に手をおいた

クロはどや顔しながら

言った

黒尾「見ろよ！これが音駒のエースの実力だぜ!!スパイクもブロックもAならお手のものだ!!」

…木兎と京治とクロが

話をしだす

俺と眼鏡君抜きで









落ちているバレーボールを拾い

眼鏡君に渡す

そして言った

「今の君は烏野の足を引っ張ってるんじゃないの…？」

もし…

眼鏡君にやる気があるのなら…

「君にやる気があるのなら…俺が教えてあげようか…？」

トンッ…

何故か驚いた眼鏡君の持っていた

バレーボールが眼鏡君の手から落ちた

また俺は

ボールを拾った

…今度は眼鏡君から

少し離れて

軽く

軽く

スパイクを打つ

このボールは

「このバレーボールは俺のボールだから、あげるよ」

小さく

俺の名前がバレーボールに

書いてある

まぁ…

この合宿に持ってきてなくしたと

思ってたけどね

さっき俺のボールだって気がついたよ

「教えてほしかったら、これを持って俺の所においで」

このボールは俺からの

プレゼント

「多分いつも合宿中はここか第１体育館にいるから」

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