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リムジンから降りると、他の車からも制服を着た生徒達が降りていることがわかった。
服部は、ではこれで、と言うとすぐさま道を引き返していった。
俺に対して丁寧なのか雑なのかいまいち分からない。
その場に立ちすくんで、どこへ向かおうかと考えあぐねていると、こちらに向かってにこやかに微笑む男性がいた。
男性の背は高くて顔も端正でモデルみたいだと思った。
「僕は君の担任、町田啓太。今日からよろしく！」
案内するよ！と爽やかに言われてすぐに町田先生の後をついていった。
大きな玄関から入るとそこはまるで宮殿のようだった。
いや、宮殿実際に見たことないけど･･･。
朝の白い光が差し込んで白い廊下はさらに輝いている。
レリーフが浮かび上がって、まるで繊細な絵画の上を歩いているみたいだ。
朝ということで、多くの学生たちとすれ違う。
そしてやはり、胸元には輝くピンがつけられている。
緩やかにカーブを描く階段を2階分ほど上がるとそこはまた1階と違った雰囲気だ。
わかりやすく言えばグレードアップしたみたいな。
「さあ、ここが今日から君が通う教室だ」
先生の開けた扉をいそいそと入れば、そこは大阪の田舎学校とは全く違う。
もはや教室ではないと感じた。
教室の内部に驚いてる間、痛いほど大勢の視線が突き刺さっていた。
おそらく新参者の自分を値踏みしているんだろう。
「はい、皆注目」
そう町田先生が号令をかけると一斉に生徒たちは居住まいを正した。
「今日からこの学校で共に学ぶ同士の川村壱馬くんだ。」
「･･･っ、川村壱馬です。よろしくお願いします」
挨拶を終えると拍手がおこったが、何秒かしないうちにそれではSHR終わり、と切り上げられてしまった。
そして町田先生は、どこでも席自由だからね！と言い残すと教室から出ていってしまった。
教室は1人1個机と椅子があると言うものではないらしく、長机が2つ通路を挟んで3個横に並んでる。
これが何列か続いているようだ。
けれど、すぐにどこへ座ろうかと考えるも、なかなか座れそうな部分が見つからない。
考えあぐねているうちに1番後ろの列へたどり着いた。
「ねぇ、壱馬でいいよね？ここに座りなよ」
そう言われ、指を刺されたのは俺に声を掛けた男子の横。
「あ、ありがとう」
「俺、吉野北人。今日からよろしく」
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AiRI(プロフ) - 体調には気おつけて頑張ってくださいね！更新楽しみにしています！ (2020年8月4日 21時) (
レス) id: 5b08b0da4b (このIDを非表示/違反報告)
ライム(プロフ) - 頑張ってください\(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2020年8月1日 23時) (レス) id: 73c5786c3d (このIDを非表示/違反報告)
ライム(プロフ) - この小説大好きなので、更新待ってます！ (2020年6月30日 7時) (レス) id: 73c5786c3d (このIDを非表示/違反報告)
AiRI(プロフ) - 更新楽しみにしています！これからも頑張ってください！ (2020年6月30日 7時) (レス) id: 5b08b0da4b (このIDを非表示/違反報告)
ライム(プロフ) - 勝手にすみません。もうお話更新なさらないんですか？ (2020年6月5日 17時) (レス) id: 73c5786c3d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あいんしゅ | 作成日時：2020年3月1日 15時
