俺は彼氏になりたいんです！！！！ (ページ5)

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…嘘やんページ5

緑

『今日、私たちは…』

入学式って、あんまり楽しいとか思わんのよなぁ。

桃｢あ、神ちゃん。あれがしげやで｣

つんつんと後ろをつつかれ、振り返ればのんちゃんが斜め前を見てそう呟く。

…このクラスはか行が少ないらしく、神山のあとが小瀧だった。

というのは置いといて…

｢…ぇ｣

やっぱ、あいつ。先輩やん…。

しかも、あそこにいるってことは、なんや。え、もしかして、生徒会長とか…？え、俺、ガチでやらかした…？

桃｢どうしたん。体調悪いん？大丈夫？｣

｢だ…だじょぶ…｣

絶対大丈夫ちゃうやん！！とか言っとるのんちゃんの声は聞こえんふりをする。

…あ、目合った。

｢…っ｣

え、あいつ。イケメンちゃう…？なに。今の、すっごいイケメンやった。手振ってきた。あれか、ファンサってやつか(？)

『では、次は今期生徒会長をつとめている重岡大毅くんの話です』

赤｢はいっ！！｣

桃｢…イケメンやなぁ、あいつ｣

てか、よく喋るなぁ。

赤『皆さん、初めまして！生徒会長をやっています。重岡大毅です。僕からはこの学校の規則や、部活動などを説明していきたいと思います。では…』

声おおきいなぁ。マイク要らんとちゃう？

赤『…という感じです、かね。では、今のを聞いて質問ある方はいますかー？』

桃｢はーい！｣

赤｢はい。どーぞ｣

桃｢生徒会って何年から入れますー？｣

赤｢ここの学校は、1年生が書記、2年生から生徒会長に立候補できます。生徒会は自由に入ることができるので、いつでも大歓迎ですよ｣

そう言って、少し笑うと周りの女子がか細い声をあげた。

…生徒会人集まりそうやなぁ。

…

赤｢…あ、おった！！｣

｢…なんですか。生徒会長さん｣

赤｢あれ、敬語やん｣

｢一応後輩ですし…｣

赤｢まぁ、えっか｣

ええんかい…。

赤｢あ、そうそう。君、神山くんやろ？照史のいとこの｣

｢…そう、ですけど…｣

赤｢やからさ、生徒会、入ってくれん？｣

…ん？？？？？？

｢待って、なんで、ん？どういう経緯？｣

赤｢敬語忘れてるやん。かわいっ｣

…こいつ

｢…なんでか聞いてるんですけど｣

赤｢あ、理由は〜…照史から聞いてな！んじゃ！！｣

…は？

てか、あっくんのこと呼び捨てやし、意味わからんし、やっぱあいつ…不審者や。

…

遅い〜

更新亀