デイドリーム (ページ10)

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いっぽう... ページ10

緑side

緑｢流星～？｣

青｢なに...｣

緑｢珍しいな...流星が本読んどるなんて｣

青｢あーこれな枕にするとちょうどええねん

てか...かってに流星って呼ぶなあほ｣

緑｢別にええやん...友達なんやから｣

最初の頃はほんまに嫌いだった流星でも

だんだん一緒にいるにつれて

優しいところや素直になれないとこ

流星の全てが好きになってて

これが恋なんやなって思えてきた。

緑｢それに...授業真面目に受けてへんやつに

あほなんて言われたくないし...｣

青｢今なんて言った？｣

緑｢何でもないです...｣

青｢あいつは？｣

緑｢大毅ならさっきどこか行ってたけど？｣

青｢ふーん｣

緑｢気になるの？｣

青｢いや...別に？｣

緑｢そっか...｣

青｢なぁ？｣

緑｢なに？｣

青｢付き合ってくれへん？｣

緑｢え？｣

｢いや...そのまだ心の準備が...｣

青｢え？何言っとるん？

来月のぞむの誕生日なんやけどな...

血は繋がらへんくても誕生日が奇跡的に

一緒やからさ毎年お互いプレゼント

交換しとるんやけど、毎年すごい悩むねん

だから一緒に選んで貰いたくて...｣

緑｢ええよ！｣

青｢ほんまに？ええん？ありがとうな｣

たまにしか見せない笑顔

俺はほんまに流星が好きやなって思う。

付き合ったら流星は

俺の誕生日の時にプレゼント

買ってきてくれるのかなとか色々

想像しちゃうんよね...

のぞむが羨ましい...なんて...

向こうは兄弟やからしょうがないよな

青｢じゃあ、明日の放課後

迎えにいくから...｣

緑｢はい！｣