デイドリーム (ページ29)

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桃side ページ29

桃side

それから俺は流星しか見なくなった

桃｢流星かえろ？｣

｢なぁ～あぞぼー｣

｢おやつあげる！｣

青｢ありがとうな！｣

流星の笑顔が増えた

俺はそれだけで幸せだった

あの花瓶騒動が起きてからお父さんは

流星への態度が酷くなった

父｢流星？なんでまたお前は...｣

｢やっぱ血がつながってへんからかな～｣

青｢はい...｣

父｢なんや？その態度腹立つな｣

お父さんが流星を殴ろうとした

俺は体が動いた

桃｢痛いっ｣

流星がすぐ近づいてきた

青｢のぞむ？大丈夫？のぞむ？｣

流星...泣いとる

流星はすぐ立ち上がってお父さんに言った

青｢のぞむを傷つけるやつは父親だろうと

許さない...｣

父｢は？お前みたいな子供になにができんねん｣

するとドアが開いた

祖父｢お前、子供になんてことしてんねん｣

父｢お父さん？｣

祖父｢お前はもう藤井家の人間じゃない出ていけ...｣

父｢まって、待ってください｣

祖父｢おい、こいつを外にだせ｣

執事｢はい...｣

祖父｢流星...のぞむ大丈夫か？｣

流星のぞむ｢はい｣

祖父｢もう大丈夫やから、

あいつはもう俺の息子ちゃう、

お前は今日から俺が守るからな｣

それから今に至るまで流星と望は

ずっとおじいちゃんに

支えられてきた